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  作者: 新々
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02

 そんな私の考えが他のみんなとズレていると気づいてからは、不思議と神経質になったり臆病になったりすることもなくなった。

 そのズレを直そうとも思わなかった。

 ひとりでさえ積み木を崩落させた私が、他人との間に生まれたズレを修正できるわけもなかったからだ。

 その先に待っている結末は明白で、はたして予想通り床に四散する積み木と同じく、私を取り巻くあらゆる人は私から距離を取り、ばらばらに散っていった。


 ひとりになった私は、いたずらに時間という積み木を重ねていった。

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