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「でも、本当に凛があたしのことを嫌いだったとしても、あたしは凛を好きでい続けるよ」
「それこそ口だけでしょ」
私は理子に向き直った。
「好きでい続けるなんて、どうしてそんなことがいえるの？ これから先、ずっと私のことを好きなままでいられるなんて、本気でそう思ってるの？」
「思ってるよ。だって好きだもん」
「今は、でしょ。これからどうなるか、理子だってわからないじゃない」
「わかるよ」
「なんで」
「好きだから」
すっと理子が顔を寄せてくる。
目に映るすべてが、理子だけになる。
