表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 新々
17/32

17

「そっか。凛はあたしのこと、そんなに嫌いなんだ」

「そうよ。わかった? わかったならもう私になんかに構わないで。声なんてかけないで。近寄ってこないでっ!」

「それは無理だよ。だってあたし、凛が好きだから」


 いい返そうと口を開いたけど、言葉は何ひとつ出てこなかった。


「それにさ、凛はあたしのこと嫌いっていってるけど、それって本心じゃないよね?」

「はぁ? 何いってるの? そんなわけ――」

 ようやく出てきた言葉は、でもすぐにさえぎられた。

「あるよ。だって本当に嫌いならさ、今日の誘いだって断ってるじゃん?」

「それは……理子に嫌いっていうために」

「本当に? でもそれなら今までだっていえたはずだよ。一緒にごはん食べてる時でも、話しかけた時でも。でも凛は、一回もいわなかったよね」

「それは」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ