出会い
こんにちわ!初投稿です!
お見苦しいところもあるかもですが、ぜひ読んでいって下さればとても嬉しいです。
よろしくお願いします!
「ずっといるから」
そう貴方は言った。
私は信じていた。
ずっと。
そう……ずっと。
今も。
「助、けて……っ」
なのに、今、貴方は私のそばにいない。。
私の声は決して貴方に届かない。
私の手も決して貴方に届かない。
それでも。
それで良かった。
貴方が私に会いにきてくれるから。
貴方が私に笑顔を見せてくれるなら。
私はそれだけで良かったんだよ。
だから。
お願い、だから。
「助けて……っ!! リート……っ!!」
気が付いたら、少女は蒼い空の下にいた。
緑の芝。噴水。大きい建物。……学校? だろうか。
見たことがない。
でも、どこか懐かしい。
そして。
少年が一人、少女の目の前にいる。
「君、どうしたの? うわ、すごいケガしてるじゃん! 医務室行く? ついて行こうか? ああ、大丈夫大丈夫。オレ、王宮騎士団なんだ! 困った人を助けるのがオレの仕事だからな!」
よくしゃべる人ね。
「君、名前は?」
「……レーネ」
「レーネって言うんだ! オレ、シヴァ。よろしく!」
どうしてだろう。
前にもこうして手を差し伸ばしてくれた人がいたはずなのに。
もう、思い出せなくなっていた。