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架空の住人



霞が幽霊 鉛は幽霊

ベッドの端に住む幽霊

君が言うなら 君は幽霊

窓辺に居座る匂いは幽霊


薄暗いのは青色と藍色に見える

マーブルとは少し違うけど

輪郭が溶けていて でも笑っていて

ふわりとねちゃと 愛してくれる


幽霊は言う 言語を使う

生憎僕にはわからない

手が触れる 冷たくて

殺してみたくなってきた


ああ何故君は死んでしまったんだ

可哀想に可哀想に可哀想に可哀想だ

これだけ謝れば許されるだろ

落ちた足で踏みつけないで

寝ている腹にのしかからないで

耳元で死を囁かないで

わからないから

君が何を言おうとわからない

君が何であろうとわからない


愛しげに光る眼球が憎い

幽霊は幽霊らしく形を嫌えよ

頼むから朝が来たら居なくなれよ

さもないと首を絞めてまた殺してやる

陳腐な体だ

特徴なんてない

ありふれた四肢がありふれて居きる

開いたところで

いつも通りだ

くだらない営みの端っこが此処!


幽霊は詩を歌う 幽霊は居座る

枕元に住む ひとつの幽霊

幽霊は回線を 通過し電波になる

そして詩を書く そして詩を書く


幽霊は幽霊らしく 人は人らしく

無に還るために 詠う 永く

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