まー君 2
今はまー君とお母さんが買い物をしています
「ママ、このお菓子買ってもいーい?」
まー君がポテチの袋を持ちながらお母さんに言ってくる
「ダメよ。さっきケーキ買ったでしょ」
「これ買わないなら泣いてやる・・・」
まー君が恨めしそうにお母さんを見る
「泣いたらケーキもあげません」
「おにーー」
まー君が叫ぶ。
「ママなんか嫌いだー!」
ポテチを持って遠くに行くまー君
それを眺めるお母さん
「まぁ、いっか」
遠くからまー君の泣き声が聞こえるが
お母さん完全に無視
買い物を済ませたお母さんの元に、まー君が現れる
「ママ、ごめんなさい・・・」
まー君の目には涙がたまっている
「分かった、許すわ」
優しく笑いながらお母さんが言う。
「ママー」
まー君が抱きつこうとママに近寄る
「あ、でも、泣いたからケーキは無しよ」
「オニーー!!」
優しい笑顔ではなく、悪魔の微笑みでした。