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準とミリムの反撃。

その時、準の母、まりがパートを終わらせて、急いで帰ってきた。まりは、準の無事な姿を確認すると一気に腰が抜けたのか、その場で倒れこんだ。準は、自分の部屋でテレビを付け、ネットを見ながら、情報を集めると同時に、保存のきく食料を里奈と一緒に買いに行ってとっくにに帰ってきていたところだった。


「母さん、食料を買ってきておいたよ。お風呂に水も張ってある。保存用の水も。後は、中国軍がこの日本の北関東を狙わないでいてくれることを祈るしかないよ。」


と腰を抜かしている、まりのそばに行き、肩を貸し家のソファーに腰掛けさせる。準は、ミリムを呼んだ。すると、いつものように黒い風に乗って、ミリムが現れた。


「ミリム、緊急事態だ。あのキノコ雲見たか?}


「ああ、物凄いエネルギーとエナジーを感じる。沢山の魂たちが悲鳴を上げてるのが解るぞ」


「次に狙われるところ、予測できるか?」


「予知は、我はそれほど得意ではない、知り合いに得意な奴がいたが、今は連絡が付かない。しかし、あの雲を作った原因の場所、そこに連れて行ってやることくらいは、出来るぞ。あの月だ。三日前に月から光がやってくることは、知っていたんだが、何が来るかは分からなかった。すまん。準。」


「いや、謝ることは無い。しかし、何か分からない危険が迫っているなら、前もって知らせてくれ。後、俺を月に連れて行けるのか?だったら、今から頼む。これは、すぐに行動しないと、不味いことになる。」


と、ミリムに言うと、ミリムは申し訳なさそうに、それには、対価が必要だという。それは準の血である。それほど多くなくていいから、血が欲しいという。準は右手の動脈を切り、ミリムの口に血をそそぎ始めた。しばらくすると、ミリムの体から黒い湯気が立ち、小学生くらいだったミリムの体が、急に15歳くらいの美しい女の子に変わり、準の手をつかんだ。するとミリムが


「行くよ」と小さくつぶやくと準を空気の球で包んで月目指して、勢いよく、家の屋根をすり抜けて空高く準を連れて宇宙目指して、飛び出していった。そして、それから5秒もしないうちに、月に着いた。準が、心の中で呼びかける。(ミリム、ここから、月の裏側の中国軍基地目指して、もう少し進んでくれないか?)ミリムもテレパシーで返す。


(大丈夫か?お前の心を読んでいたが、軍事基地だろう?)


(大丈夫、まだ日本も、アメリカも動いていないから、いや、動けないから基地は有人でも、無防備なはずだ。)


(よし)


そして、ゆっくりとミリムと準が基地近くまで進んでいく。すると、広大な土地に沢山の建物が建っていた。そこには、ミサイルと思われるものや、レーザー施設と思われる施設。レールガンと思われる施設、そして原子炉と思われる施設までたっていた。


「よし」と、準が確認すると。「ミリム、掴まってろよ」


と言うと、大きな地震が、中国軍事基地を襲い始めた。そっして、水を求めて地価の巨大な氷の上に基地を立てたのだろう。月の地下深くのマグマが、その氷に当たり水蒸気爆発すいじょうきばくはつを起こした。爆発の衝撃波しょうげきはは、準たちのところまで来たが、これでしばらくは、月からの攻撃はないはずだと最後に、ミリムと爆発後を見に行き、安心する準たちだった。


しかし、まだ準たちは、知らない。そこには監視カメラと言う準たちにとっては、悪魔が無人に近い基地には特別にはたくさん、備え付けられていたのを。


                  つづく。



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