大魔王サタンとの出会い。
「わかったわ、準 里奈ちゃん、後里奈ちゃんのお父さんとお母さん。三人とも避難準備しましょう」
とまりが言い、避難準備をするために、まりと準は、部屋に戻るのであった。しかし、その時避難準備をしている、ふりをして、準は手紙を書いていた。
「二、三日留守にします。先に避難していてください、少し行くところがあるので、そこでの用事が終わったら、避難施設に行きます。」とだけ、書くとミリムにいきなり頼みごとをし始める。
「ミリム、魔界に俺を連れて行くこと出来ないか?」
「何だと?!」
「多分、魔界には時間が普通よりも早く進む空間があるんじゃないか?その空間で自分の能力スキルと体力スキルを上げたいんだ」
「あるにはあるが、また、供物にお前の血が必要だぞ。それから、そこに行くにはサタン様の許可も居る。下手をすれば、殺されかねん。それでも行くか?」
「ああ、俺達の自由な生活、日本、嫌世界の危機なんだ。命を懸けても力を手に入れる必要がある。」
そう言うと、ミリムは心で(こいつは死んだな、サタン様は、大の人間嫌いだ。)と思ったが言っても聞かない顔をしていたので、ミリムは連れて行ってやることにした。
「ただし言っておくぞ、サタン様は、大の人間嫌いだ。どうなっても私は責任取らんぞライル」
「ああ、解ってる。」
と言うと、また動脈を切り準の血が滴り落ちる。それを200ℂℂほどミリムは飲むと準の傷口を塞いでやった。堕天使と言うだけあって、元天使これくらいの傷なら朝飯前である。そして、ミリムは幼女の姿から、少女の姿になると、一気に準と二人で、地中にもぐると言った方が良いか、地下に向かい地中をすり抜け始めた。そして、ものの1分サタンのいる部屋の前まで来た。そして、その前に三本の首のある、地獄の番犬ケルベロスと思われる、番犬が居た。
「退け、ケルベロス!」とミリムが、叫ぶと次に地獄のサタンの部屋らしき、扉の前に行くと「門よ開け」!とさらに叫ぶ、すると門が開き始め。中にサタンと思われる大男が、座っていた、しかし、どうやら怪我をしているようだ。
「サタン様、ミリム・エル・ラファエル、天の供物を持ち帰り、ここに参上しました。」
サタンは、苦しそうにしながら話を聞いている。そして「供物とは何じゃ?」と一言、話してきたすると、ミリムは、金に輝く左腕をサタンに見せ、「精霊と戦ういえ、精霊に勝つ力であります。」と言ってきた。しかし、サタンは苦しそうに、「もうわしの役には立たんな」と言ってきた。ミリムは、「大精霊にやられた、傷は治りませ何だか?」と悲しそうに言うと。サタンは「これには呪いが欠けられている、呪いを解くだけなら、堕天使のお前でも出来るじゃろうが、命はもうすぐ果てる」
と、サタンは苦しそうに話している。その時。
「ちょっと良いですか?サタン様」と先生に話しかけるように気軽に魔界の王サタンに声をかける」
ミリムは、唖然としている、そして、すぐに準を伏せさせようとしたが、ずかずかと、サタンに近寄っていく。「申し訳ありません、少し傷を見せてくださいね。」と軽々しく口をきくと準は大きく「ウン」と言うと、傷口に手をかざし、ブツブツ呟き始める。将来医者になりたかった、準は色んな生体の勉強をしていた。準が見るに、傷口は、大きいが構造的には、人間とほぼ変わらない、体をサタンはしていた。そう分かれば、簡単、大自然を操れる準は、サタンの体力を胃の中に色んな食べ物を送り込んで、復活させ、傷口の部分だけを、ピンポイントで、自然治癒させるだけであった。
傷口が、治ると流石魔界の王、いきなり、生命力みなぎる大魔王サタンに戻ったのであった。
そして、サタンが「ヌシ人間か?」「そうですよ。」とニコッと、笑って、返すそして、改めて伏せをする準であった。「サタン様、まさかこんなことになったから、と言う訳じゃないんだけどお願いがあったんです。」
「何じゃ、申してみよ」
「私をこの魔会で、鍛えてほしいんです。」
「ふふふ、ふはは、あ~~ハハハハハ」と笑い声を上げると、「ずる賢くもっと簡単に、強くしてくれと頼めばよいであろう。何故、そうせん」
「いや、一回、魔界ってところもどんなとこか、見物もしたくてね。
「あーーーーーーハハハハハ」気に入った。ミリム、この男に二つ名はもう与えておるな。」
「は!」
「では、その二つ名に、上書をしてやろう。そうすれば、今の1000倍以上の魔界の加護と体力、魔力アップの素質を身に着けることが出来るぞ。」
「ありがとうございます。サタン様。」と言うと一瞬、サタンの目が光り
「お主の名は、準 ラルフル 峯永」とこれからは、名乗るが言い、それにこの名を叫べば、私のエネルギーも少しお前がピンチの時に分け与え、それでも敵を倒せなかったらわし、自らいってやる。。」
「サタン様!?」とミリムが、驚くとサタンが、「ミリム、ラルフルを時間経過の間に連れて行き、魔界王に合わせてやれ、奴は格闘技も体力も魔力も私と同等くらいあるから、師とあがめ稽古を付けてもらうが良い。」
と言うと、サタンは、雷を呼び、その雷雲に乗って、出かけて行った。そして、サタンが、去った後、ミリムは、腰が抜けたように、その場にしゃがみこんだs。
「お前、よくあんな怖いお方の膝の上に自ら登れるな。」
「いや~~あのおっちゃん、そんな悪もんでもなさそうだし、大丈夫かなって?フフフ」
「フフフじゃね~~~」とミリムは、らしくなく、切れている「それにしても、貴方、サタン様から二つ名、しかももう一人私からも貰っちゃって、何処まで強くなれるんだか?末恐ろしいわ」と苦笑いをするミリムであった。
続く。
それにしても、核ミサイルを打った後、また、タブー使ってしまったと、後悔しましたが何とか、話の展開が、まともになってきて、ほっとしています。でも、核を使いそうになっても、これからは、使うタイミングを考えて使おうと思ってます。では。