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九和 態度を変えるつもりはない

本来ならもう片方の方を投稿するんでしたが、操作を誤り、描いていた執筆が消えたのでこちらの方を投稿しました。


「ふはぁ」


俺は授業中あくびをする。

ウィルアさんとアイルさんが貴族だったなんて。

全く知らなかったよ、貴族ってどんな人かなと思っていたけどあんなに美少女だったなんて。

昼食の時に中庭にでも向かいますか。

だってウィルアさんとアイルさんは俺のことを時々見てくるだけで話していない。かといって俺が休み時間に話しにいくのは批判がありそうだから昼食の時は不思議ではないので向かうことにしよう。


俺はそうして昼休みの時間になると中庭に向かうことにした。

 

「あら、もう来ていたのね」


ウィルアさんが来る。


「そうですね、態度は変えるつもりはないので」


「そう」


「そうなんだ!よかった」


アイルさんも来る。 

ウィルアさんも態度を変えていない。


「とりあいずご飯にしましょう、ノロゼンなにか作ってきて」


「はいはい」


俺は言われるがまま厨房に行き、適当に作る。

だるいからチャーハンでいいか。


……………


「なにを作ってくるのか気になるね」


アロとイスに座りながら待つことにした。


「そうね」


「もっとウズは雰囲気をそこまで固くしなくてもいいよ」


「そうですね」


ノロゼンは昨日のイタベタの暴走の時になにをしたんだ?魔法の範囲を変える魔法なんて知っていないぞ。ノロゼンの個人魔法で一つしか持っていない学校の恥としているのにあれほどの力が有ればそんなことを汚名返上できるのに。


「またせたな」


ノロゼンはテーブルに盛り付けた皿を置く。


「これはチャーハン?」


「そうだ」


おかしいな、こういう料理は私達貴族しか知らないためノロゼンは知らないはずなのに。


「ノロゼン君はチャーハンをどうやって知ったの?」


アロが気になっていることを聞いてくれた。


「それはうーん、本に書いていた」


「本?」


「そうそう、何年も昔、俺がまだ5歳の頃のとある雪が降る日に分厚い本が渡されたんだ、もう見た目とかはもう覚えていない」


「そうなのね」


もし貴族のみしか知らない情報を持っている人なんて。そういえば!居たがそれは伝説なはずだ。

あの聖山には二代目ルイア王国国王のウィルア•ラソムやウィルア•エデ、クリエル•レルが今も住んでいるという伝説がある。もし本当ならノロゼンが分かっていてもおかしくないはず。今の私にはこれくらいしか考えられない。

それにしてもチャーハン美味しいわね。

そうして昼食を済ますのだった。






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