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第二話 プリンとM82A1

朝起きると見たことのない天井だった

「そうか...私は異世界に...」

「おはようございます魔王様」

魔王...まって記憶があいまいなんだけど

「おはよう。ティア」

「お召し物と朝食がございます」

「あぁ。たのむ」

「は!」

魔王という立場にももう慣れた

本当に夢じゃなかったんだね...

「こちらパンとスープでございます」

意外と貧相だった。

「ちょっと調理場借りていいか?」

「お気に召さなかったですか?」

「いいや...ちょっとアクセントが欲しくてね」

「わかりました...ですが私たちが」

「いいから案内してくれ」

「は!」

なんだろうこのむずがゆさは

絶対的忠誠...これほどまでとは...



━調理場~キッチン~

「これはこれは魔王様こんなところへ何の御用でしょう」

「一角を借りるが気にしないでくれ...卵と砂糖牛乳を頼む...」

「は!」

これを聞いて何となくわかった人もいるだろう

私はカラメルなしのプリンを作る

んー!おいしい

「魔王様これは?」

「プリンだ...知らなかったか?」

「はい...初めてお目にかかります」

「じゃあ食べてみろ。うまいぞ!」

「ならばお言葉に甘えて...おいしぃ!」

「だろ?ほらみんなも食べてみろ」

みんながおいしいぃといっていた...プリンとかそういうスイーツはないのだろうか

「作業に戻ってくれ」

「あ!魔王様冷えた朝食はどうしましょうか?」

「大丈夫だ。保温魔法をかけておいた」

「さすがは魔王様です」

保温してあった朝食を食べデザートに手作りプリンを食べた

「うまいにおいがしたので来てしまったぞ!我が娘よ」

「これは父上」

父上...ジョン アルセングだ

私の10分の1程度の魔力量と魔法威力だが十分に強いらしい

というよりも歴代魔王の中でも強い方らしい

私がぶっちぎりで歴代最強だ

「これはなんだ」

「プリンですよ。父上」

「ぷりん?」

「食べてみてください」

「わかった...うまいなこれ!」

「ですよね」

「じゃあ俺も朝食を頼む」

朝食前に食べちゃダメでしょうが!

まぁそこはいいとして

「検問はどうなった」

「は!設置が完了いたしまして通行人には住民票を出してもらっています」

「検問の壁の上部の警備はどうなっている」

「兵士が24時間体制で300人が巡回しております」

ふむ。これだとまだ安心できないか

「工房にもう一度行く」

「は!」



━工房

「ようこそ魔王様」

「あぁ気にするな。続けよ」

「は!」

私は鉄と鉛にバレットM82A1をイメージして銃を作った

専用の銃弾も作り撃ってみる

「うん。これはすごい威力だね」

「これは...すごい武器です!魔力を使わずして魔法よりも高い攻撃力と破壊力

これで我が国の戦力が格段に上がることでしょう」

「わかった。魔法の精密射撃が得意な奴に使わせろ。弾は1人1000発だ」

「は!」

またもや銃を作ってしまった

というか魔法の威力低すぎない?

私が異常なだけだよね?

まぁとりあえず休む...

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