第1話
私はアカリ15歳
ミリタリーオタクに分類されるほど銃や戦車が大好きである
それにしても最近アニメを見すぎている
異世界に行ったが近代武装で無双をしまくる...そんなアニメだ
「はぁ...いつかこんな風になれたらなぁ」
今日は久しぶりに外に出る
「んーーーー!涼しい」
秋なので十分涼しい
子供がアイスを食べながら歩いている
「可愛いなぁ」
すると突然トラックがカーブして子供にあたりそうだ
「危ない!」
こんな定番中の定番で死ねるならいいか...
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!あぁ!僕のせいだ!誰か...助けて!」
(あぁ...短い人生だったな。異世界に行きたい...何度そう思っただろうか
アニメで最初の方でよく見るから異世界に行けるかもしれない...って無理か...)
━体が軽くなる
「え?」
「ようこそ!神界へ!アカリさん。あなたは死にましたが短い人生だったので
異世界に転生させたいと思います!」
「ちょっとまって!?」
どういうことだ?
まぁ願ってもないことだが
「じゃあ転生得点を選んでください!」
え!?
えーと魔王?
「この魔王ってのは?」
「魔族の王様ですね。魔法と剣の世界なので」
「じゃあこれと記憶定着をお願い」
「じゃあ転生する年齢をお願いします」
「魔族の寿命って?」
「大体2000歳ですね」
「じゃあ20歳で」
「いいんですか?まだまだ若いですよ?」
「じゃあ成人したてで」
まぁこれが一番いい
「じゃあ50歳ですね。かしこまりました転生を開始します」
まさか転生することになるとは思いもしなかった
「ちなみにその世界の名前はアガリですよ~」
「わかりました。ありがとうございました」
「それとあなたの魔法適正はすべてでステータスは世界最強にしておきました」
え!?まさか世界最強になるとは
「魔王の子ですのでお忘れなく。いまはあなたが魔王ですけど」
「ありがとうございます」
━アガリ
「アカリ様」
誰だろう...
あれ?この声は使用人のティアだ
なぜわかるのだろう
ピロン
その体の記憶を入れておきました
いい仕事するじゃん!
「なに?」
「今後の国の方針は...」
魔王だからそういうこともしなきゃいけないのか
「じゃあ国家の中心人物を10人ほど集めよ!話し合い..いや命令を下す」
「は!」
やっぱり魔王だからこういう口調にしなければならないだろう
━会議室
「遅れてすまない」
「大丈夫ですよ。魔王様」
「それでどのようなご用件でしょうか」
「うむ...まずはこの国にある鉄と鉛を集めよ。市民からは奪わなくていい。ないのなら掘れ!」
「は!」
銃を作って無双してやる
大丈夫だ。設計図はすべて頭の中にある
「鉄10トン。鉛7トンが集まりました」
「よし!仕事が早くて結構。銃を作るぞ!工房に連れていけ!」
「は!こちらです」
「鉄と鉛はもってこい!」
「は!」
案外簡単に作れそうだ
━工房
「これはこれは魔王様このような場所へ何の御用でしょう」
「すまない。工房の一角を借りる。続けろ」
「は!」
...
「これは...」
「銃だ。でこっちは弾だ。見ていろよ」
銃声が鳴る
AK47をイメージして鉄と鉛に魔法をかければできた
「うむ。これは本物だな」
「これをどうしましょうか?」
「軍のすべてのものにいきわたるように量産しろ!見本はここに置いていく
これを複製してすべてのものに渡せ。銃弾は1人1万発は用意しとけ」
「は!」
これである程度軍の強化ができる
「ティア!」
「は!ここに」
「町の出入り口まで案内しろ」
「では、こちらへ」
城壁を作ろうかと思う
攻めてこられれば大惨事だ
「これは魔王様。ありがたや」
拝められてる?
私は手を振る
「おぉ!魔王様。ありがとうございます」
泣くほど!?
「魔王様こちらです」
「よしここだな」
「はい」
「キャッスル」
魔法詠唱してみた
土魔法だが立派なセメントでできた城壁が出てきた
「これは...」
「壁だ。対策だ」
「ありがとうございます」
「ここに検問を配置しろ」
「は!」
━寝室
ふぅこんなもんかな?
「疲れた...もう寝る」