表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/6

第4話

第3話を読んでくださり、ありがとうございます。


さあ、続きをどうぞ!!

第4話 この憎しみのゆくえ


「だ、だ、大蛇だ、、、」

「こんな大きい魔物、みたことないぞ。」


今まで、大きくてせめて、グラフリザードぐらい。

これはその何十倍、いや、何百倍かもしれない。


ぐ、、、、、、バンッッッ!!!!!


尻尾を上から下に叩きつけて、俺らが近づけないようにしている。


「俺が行くっ!光の矢よ、撃ち放て、千本光線!!」


ヒュッッッダンンンンッッッ


闇魔法を持っているだろう、あいつにとって、光魔法が1番適している。


砂埃が収まって行く。

だが、、、


「な、、、んで、、」

「おいおい、無傷かよ!!!」

ハアッッッ


「なんか、ドス黒い玉みたいなやつ作ってるぞ!!!」

「おい、魔道士、光魔法使えよ!!!」

「かなりもう魔力残ってねぇーんだ!!!」


「だからさっき休めばいいって言ったんだ、、」


「ああ??」


「今は、そんな場合じゃねーだろ?」


「ちっ」


「私が噛みついて、目をやります!!」


「真珠、そんな危険なことしなくていい!!」


「大丈夫です!主人様を守るためです!」


シュッシュッシュッ


軽やかな足取りで、壁を登っていき、


グッッガッッッ


足に力を入れて、大蛇に飛び移った。


頭に乗った事に気づいた大蛇は、大きく頭を振り始めた。


しかし、真珠は、鋭い爪で振り落とされるのを防いだ。


そして左目にかぶりつき、痛みからか、より一層頭の振りが激しくなった。


それに耐えきれず、真珠は叩き落とされてしまった。


キャインッッッ


「真珠!!!!」


ガアアアアアアアアア!!!!!


「ちっ、こっちに来やがった(この体勢、距離からだと喰われちまう!!魔力も残ってねぇから防御できねぇし、、、やべぇ、、、勇者の俺がここで終わりとかありえねえ!!!なにか、いい方法、、ふっ、あんじゃんか!)


グサッッ


ガウッッッ!!!!


「俺じゃなく、こいつを喰いやがれ!!!おーらよっっ!!!」


、、、、っは?????


「し、しん、、じゅ、、?」


裕也は、自分を守るために近くにいた真珠を剣で刺して、大蛇に放り投げたのだ。


そして、大蛇は真珠を丸呑みした。


「おい!!今のうちに一旦引くぞ!!!一回50階層まで来たなら、ゲート魔法で戻れる!!!」

「今は体力の限界が近づいてる!!体制を戻すために一度、地上に戻るぞ!!!」

「みんなこっちだ!!!」


「お、、、お前えええ!!!!なんで真珠を殺したんだああああ!!!ああ???」


「転がってたからなあ?所詮魔物だ、俺たちは今までも魔物を倒してきたんだ。別にいいだろ??」


ドカッッ


「ってぇーなあ!!!何すんだよ!!!ああ??所詮無能の使役だ、なんの力にもなってねあーじゃんかよお!!!」


「お前ら何やってる!!早く来い!!!そうじゃねぇーと、、「ガアアアアアア!!!!!!!」


「おい!!先に行ってるぞ!!!」


大蛇が、飲み込むを終え、再びこっちに近づいてきた。


「(っち、このままじゃ、喰われちまう。全員ゲート内に入ったか、、、よし、誰も見てねぇーな?)」


ドンッッッ


「はっ??」


「お前は死んだって事にしといてやる笑」


そう言って、裕也は、俺を大蛇の大きく開けた口の方に蹴り入れ、そのまま大蛇の中に入り、


         ゲートは閉じた


「おい!!みんな無事か?!」


「おい、勇者で最後か?もう1人は、、、」


「あいつは無能だから死んじまったさ!」


クズだ、、、


「あいつはやっぱ足手まといだったか!」


こいつらと一緒に迷宮に来たのが間違いだ、、


「魔物ごときが生贄になっただけで怒ってたしなあ?」


はっ、そもそも学園が来たのが間違いか、、、


真珠、、巻き込んで悪かったな、、、


『お前、、、こんなので死ぬのか??』


死にたくないさ、、、


『なんでだ??』


まだ、あいつら、ぼんくらどもを叩きのめしていない。


『クスッ、、、へぇ、、、』  


今回の50階層に至るまで、真珠は本当によくやった。

あいつらなんかよりもずっと多くの敵を倒した。


大蛇の左目まで潰したんだ、それなのに、、、


なんで、こっちの世界にいてもあっちの世界にいても、結局あいつらばっか、、、


あいつらばっか、徳してやがる、、、


なぜだ、将来、1人で生きて生活に困らないように生きて行くために、酷い施設から抜け出したのに、、、


『ほぉ、、、酷い施設か、、』


世の中は不平等過ぎる、、、


『確かになあ、、』


あんな非道な奴が勇者だと?


ハハハハハハッッッ!!!


笑えてくる、、、


神様も見る目ねぇーなあ!!笑笑


『俺もそう思うぞ!』


だが、頭脳はあっても俺には力がない、、、


だから、こんな事で死ぬ羽目になってやがる


『、、、お前ならその闇のオーラはとても惜しい存在だ、、、』


はっ、所詮無能って神様に決められるほど俺には何も力がねぇーんだよ。闇のオーラ??そんなの持ってやしない


『お前の力は、最高の闇に秀でているんだよ、、、』


何だ?それ、、、つーかお前誰だ??


空耳ヤローだろ??何者だよ


『俺は、みんなから魔王って呼ばれてる』


『は???魔王???んな事信じられっか!!!』


『俺は、弟子を探していてな?もうかれこれ、500年は探している。だが、なかなか闇のオーラを持っている奴が少なくてな、、、』


だから、闇のオーラってなんだよ


『闇のオーラの糧である嫉妬、欲、憎しみ、苦しみなどを異常なまでに持っている人間ほど、強くなる。お前の憎しみは、最高にして最上級に素晴らしい。他にも、何かしらの憎しみを持ってそうだしなあ、、、。だから、お前を弟子にしたのちに、お前を魔王にしてやる』


魔王、、か、、、

世界を救うどころか、悪の方に行くってか??


どの道、俺はあいつらに復讐しなきゃだから生きてないとなあ、、、



『いいね、、どんどん濃くなっていくぞ、、』


あぁ、、、鼻から人間なんざとっくに全員、敵だったんだ。


世界を救う?そんなのどうだっていい。


あいつらに、復讐さえ出来れば、、、


これまでの、横柄な態度に、暴力、窃盗、ハハハッッどっちが悪なんだか、、、


何が正義で何が悪か分からないなんてどこの世界でも一緒らしいな、、、


       いいぜ、魔王になってやる



『クスッ、、、最高だよ、、、大我、、くん、、

 さあ、こちらの世界においで、、、、』


眩しい光に包まれ、気を失った、、、




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ありがとうございました!


引き続き、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ