ー第1話ー
憎しみが強すぎて世界を救う側じゃなくて魔王になったらしい。を開いてくださり、ありがとうございます。
気ままに書いていきます。
では、始まり、、、
第1話 俺は、結局、、、
「ガハっ、、、グッ、、、ガハっっっ」
「おいおい〜、もうちっと頑張れねぇーのかよ笑」
「しゃーねーよ、こいつ、もやしっ子じゃん?笑笑」
「無能君?いや、無能ちゃんか!!!」
「「「ハハハハ!!!」」」
「ハァ、、ハァハァ、、、っっっ」
「はぁ??なんだよ、その目は、、、」
「ガハっっっ、、」
「ねぇ?わかってる?勇者様たぞ??
逆らっちゃーいけないの。まあーやり返せないよなぁー
こんなにひ弱じゃっ」ガッ
「うっっっ、、」
キーンカーンカーンコーン
「そろそろ戻るかー」
「ちっ、、遊びたりねぇーぜ、、」
「まあまあ、この後、訓練の授業があるからさ」
「そうだそうだ、、つい忘れてたぜ!ハハッ
早く来いよー」
はぁ、、はぁ、、、
あいつら、、くっ、、あんなに蹴りやがって、、、
勇者様??ハッ、、、笑える、、
俺は、白木院学園中等部3年S組 白澤 大我
特別試験に受かって特待生として生徒になったが、、、
なんだこの金持ちのボンクラどもの集まりは。
何かといえば、どこどこの社長の息子だの、どこどこの令嬢だの、口を開けば、お前は俺らがたくさん金払ってるから通えるんだって
確かに無料で学校に通えてなおかつ、寮まで。衣食住に困らない生活をしている。
しかし、特待生は何されても何も言ってはいけないと言う生徒間の伝統があるらしい。教師は生徒のほとんどの親が政治家だな社長だので、口出しできない。いや、しないが正解だな。
入学したてからずっと、暴力は当たり前だし、物を盗まれはり壊されたり、毎日耐えてきた。
ここは、学園という名の檻だ。
児童福祉施設出身で親は知らない。
そこから出たやつで成功したものはいない。
俺はどうにかして、こいつらのようなバカな金持ちどもを叩きのめしたいのだ。
そのために、学年トップを常にキープし続けた。
そして、ここの学園が有名なだけあって、図書館の本も充実していた。
特待生で、施設育ちの俺にこの学園で友達もできるわけなくて、1人行動が当たり前だ。それを逆手に取って、有効活用してやった。
そのおかげもあってか、1年の最初の学年テスト、全国中学校試験で1位を取った。
この学園始まっての快挙で、教師や学園の生徒の見る目が変わった。
しかし、そんなことも一瞬で過ぎ去った。
そんな俺に、学園で1番の金持ちである、
同じクラスの二階 裕也は黙っているはずがなかった。
そこから俺は、裕也率いる、白木院 勇人、錦戸 将也 (にしきど まさや)の3人のサウンドバックに成り下がった。
そろそろ行くか、、、。
そう耐えに耐えてきた3年間、
しかし、つい1ヶ月前、異世界とやらに転生されたようだ。
いつものように授業を受けていたら、突然地震が起きたのだ。さらに、床に陣のような模様が浮き出てきて、すごい光を浴びて気を失ったのだ。
目覚めたら、そこは石造りの古来ヨーロッパの城のような場所にいた。
辺りを見回すと、まだ気を失っている人や起きている人、驚いて固まっている人、、、どうやらクラス全員がここに来させられたみたいだ。
そしてここの国王だと言った曰く、
ミハイラド王国内に突如迷宮が現れ、そこを探索して欲しいため、古来の魔術を使って現世界にいる俺らを召喚したらしい。
「お前達は、召喚時に神様が役職を与えられた。
ステータスと言えば、自分の役職、レベルが見れる。
試してくれ。」
へぇ、、昔にタイムスリップした訳じゃなく、ほんとに異世界に来たみたいだな。
「おおー!!なんか、異世界系のまんがみたいだな!!」
「ゲームの世界ってやつ??」
「誰か勇者とかいるんじゃね??」
みんな期待に胸を膨らませ、口々にステータスと言い始めた。
もちろん、俺も期待している。
もし、ここで勇者とか賢者とか出たら、きっと立場は逆転するだろう。最悪、他の役職でも、何とかやっていけるだろう。
「ステータス」
、、、は?
「ステータス」
、、、なんだこれ。
「おお!俺、魔道士だって!」
「おれ、剣士だった!それもレベルたけぇーぞ!!」
「ステータス」
、、、見間違えか?
「さすが裕也!お前勇者かよ!」
「まあ、こんくらい当たり前っしょ。」
「ステータス」
、、、どうゆうことだよ
「、、い、おい!聞いてんのかよ!もやし!」
「お前のステータス見せてみろよ」
はっ、、、
所詮こんなもんか、
「はっ!!!こいつ、まじかよ!!!」
「なになに??、、、
“役職: 無能”
こんなの見たことないよ!!!」
「さすが、やっぱ神様ってわかるんだなあ〜
こいつが無能だって!!」
「あいつ、無能だって」
「あいつも終わったな、、」
「よかった、、まだ役職持ってて」
「俺らの世話、、、よろしくな?
無能くん」
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まだまだ、書いていきます。
しばしお待ちください、、、