恋の予感
「美奈、今日はどしよか。」
桜は携帯を見ながら私に問う。
「うーん、とりあえずカラオケにしますか!最近いってないし」
「オッケー、香織は?」
「ん?ん、あーごめん今日彼氏とデートするからさー」
香織は申し訳なさそうに手を合わせた
「またかよー、仲良しですねぇ」
桜はちょっと不服そうに、でも嬉しそうに。
「まぁね。でもちょっと退屈ぎみなんだよね」
小さなため息が出る。
「あらまたどーして?」
美奈が問う
「なんか大事にされ過ぎてるって言うかー、何もしてくれないんだよねー」
「のろけかな?」
面白そうに桜が聞く
「違うよぉー、でももうう付き合って3ヶ月なのにキスもまだなんだよ?今までと違いすぎてちょっと戸惑ってるんだよねー」
「あー、良くある悩みだね、でもそれは相手に伝えたら解決じゃない?」
美奈が的確なアドバイスを出す
「そうなんだけどー、でも伝えたら関係が変わるって言うかー、めんどくさいとか思われないかなーって。てか向こうから来ないのは何で!?私に色気ないの!?」
「ないかも」
桜が笑いながら突っ込む
「ひどいなあー!これでも胸ちゃんとでてるでしょー!?」
少し怒り気味に机に胸を乗せた
「はしたないわっ実質Aカップでしょっ」
美奈が香織の胸を押した。
「ちょっ、ペッタンこになるー!!」
慌ててガード。
三人で笑ってちょうど授業のチャイムがなった。