ダレンの後悔の話
・・・・・まさか前作の【場末の娼婦の話】が日間ランキングに載っているとは!!マジですか!おおいっ!!てハイテンションのノリでシリアス書きました。
「・・・・・嘘だろう」
その言葉に耳を疑う。
たぶん俺は間抜けな顔をしていたのだと思う。王である俺の親友シャルルはしばし無言になった後、もう一度、明瞭に言った。
「・・・・・メッサリナ男爵令嬢を内乱罪および偽証罪として捕縛した。彼女、いや罪人を庇うなよダレン。メッサリナは罪を認めている。」
内乱、だと?
ミリアの裏切りで、自暴自棄になっていた俺を励まして立ち直らせてくれた彼女がか?
ありえない!
「まて!証拠はあるのか!どうして彼女がそんな事をするんだ!」
「これまでの内偵と怪しい大臣達の資金の動きを会計士ごと押さえた。さらに余罪で自殺教唆の疑いも出てきている。・・・・・・ダレン信じられないだろうが、お前も操られていたんだ」
操られていた?
どういう事だ?
「は?なに、を言って・・・・・」
「3年前、学園で起こったミリア・ヒューリ元公爵令嬢の不正と傷害罪もメッサリナが係わっていた。・・・・・ミリアは、冤罪だったんだ」
そう言うとシャルルは悔しそうに俯いた。
そんな、なんで、なにが、なぜ?
メッサリナが?
ミリアを陥れた?
親友を?
どう、して・・・・・。
あまりのも衝撃すぎる言葉に考えられなくなった俺は、呆然と立ち尽くしていた。
いつの間に歩いていたのか、俺は気づけば王城の地下牢へと来ていた。
俺の顔が青いと心配している看守を無理やり押しのけ、冷たい地下へと下る。
所々に照明用のカンテラがあるがそれでも足元は見えづらい、俺は壁に掛けてあるカンテラを1つ拝借して奥へとすすんだ。
~♪
~~~♪
最初は空耳だと思ったが奥へ歩くにつれて、石畳に反響した陽気な鼻歌がはっきりと聞こえる。
こんな所で、歌える、のか?
その行為と異常さに背筋が冷たくなる。
だが、それと一緒に信じたくない思いと、この鼻歌の主を確かめる事に恐怖しながら、俺は歩を速め、冷たい泥沼に似た虚脱に落ちる事になった。
最奥、重罪人の牢にメッサリナはいた。
闇に近い明度の牢の中、やわらかい赤毛に小柄な少女は備え付けのベッドに寝転がりながら鼻歌交じりに読書をしていた。
ありえない事だ、異常だ、と感じる事と、嘘だ、これはフィクションだ、と主張し始める思考に目が回る。
気持ちが悪い。
吐きそうだ。
「ん?あれ?ダレン!来てたの?えっ、大丈夫!?顔色が悪いわ!看守さーん、ちょっと来てくださーい!」
いつもの態度で俺に接するメッサリナに安堵と気色の悪さを覚えるが、それよりも彼女に聞きたい事があった。
遠くから石畳を足早に歩く靴音がする。
俺の焦燥も重なるように高まる。
時間も前振りも無く俺はメッサリナに尋ねた。
「ミリアは冤罪か?」
鉄格子に食いついて喋る俺を不思議そうにメッサリナは見上げ、首を傾げた。
その仕草に聞こえなかったのかと、もう一度俺ははっきりと聞こえるよう言う。
「ミリアは、冤罪だったのか?」
「うん、そうだよ。王子様、じゃない、王様が言ってなかった?ダレン、凄い変な顔~」
あっけらかんと話すとクスクスと朗らかに笑い出す。
今までは暖かいと思っていた、それが今は恐怖しか感じない。
何なんだ、コレは?
「あの学園の時の話を聞きたいの?ダレンだからミリア絡みでしょう?えーとね、生徒への傷害罪と殺人は私がしたよ。他の噂話はたぶん生徒達の作り話だから、私じゃないよー。んーあとは、・・・・・・ああ、ミリア不貞疑惑は真っ赤な嘘だからね」
メッサリナは楽しそうに喋りながらくるくると身振り手振りで話す。
その時の事を喜々として、あれは私が土台を作ったのだとか、あの処理は手間取ったとコロコロと楽しかったと、言うのだ。
ミリアと離せて楽しかったと、俺をどん底に落として支えるのが面白かったと。
あの後の俺を支えてくれた、恩人で、大切な人だと思っていたのに、それは彼女の余興だったのだと。
話すのだ。
なんで、こんなに、愉快に・・・・・説明できるのか?。
怪物だコレは、人でなしだ。
どんどん俺は彼女が同じ人間と思えなくなっていた。
「あれ?ちょっと・・・・・もう、話聞いてるの?もう!折角教えてあげたのにぃ、そうですか、そうですか!もうしーらなーい!」
メッサリナの異常性に放心していた俺に、頬を膨らませ怒るとメッサリナはベッドにまた寝転がり読書をし始めた。
俺は空ろな目で彼女を視線で追いながら、心をギシギシと締め付ける罪悪感に息が荒くなる。
フラッシュバックするミリアの顔。
笑顔じゃない、気高い彼女が泣き叫んでいた、あの断罪の時の。
なんで、
どうして、
どうしてなんだ、
「どうしてっ、ミリアだったんだ!!」
「ひゃうっ!もう、いきなり大声ださないでよぅ、ビックリして変な声でちゃった。」
「他にもいたじゃないか!あの学園には何人もっ何千人も!」
なのになんで!ミリアだったんだ!
「・・・・・観察しやすかったから、かな?私がね、普通じゃないってのは分かってるんだ」
そう言うとメッサリナは寂しげに微笑むと、次は実に嬉しそうな顔になる。
「特に他人と他人が想い合うってのがいまいち理解できなくて、転入して来た時にちょうど学園で1番有名なカップルのあなた達を見てね。愛っていうモノをテーマに実験してみたんだ!」
「・・・・・実験?」
「そう!どこまで愛で耐えられるか実験!まずはダレンに近づいてミリアの反応を見てたんだけど、普通だと嫉妬とかするんでしょう?でも、ミリアのプライドが高くてあんまりこれって感じのが無かったから、次はダレンに色々してみたの!すっごい嫉妬からの婚約破棄!!もう過激な反応で面白かったよ!ついでに他の子にしてた実験の後始末も擦り付けれたのはラッキーだったなぁ。一挙両得?一石二鳥?・・・・・けど直ぐにデーターが採れちゃうのもアレだね。しょうがないから他の人達で別の愛について実験したら、いつのまにかここに入れられちゃうし。んー、これって失敗なのかな?どう思う?」
楽しかったと喋る彼女には、罪を犯した罪悪感も、微塵も後悔も無く。そこには化け物がいた。
醜悪、汚泥の魂を持った、メッサリナという名前の、観察狂の化け物が。
「・・・・・死ね」
俺は素早く腰に差した剣をぬき、鉄格子の隙間から化け物を刺し貫こうとした。
視界は怒りで赤く狭い、その中心にゆるく笑ったアイツ。
顔に狙いを定め、腕を伸ばす。
「ダメです!公爵様!!」
その言葉と一緒に両肩をつかまれ、刃先が鉄格子に当たり甲高い音が鳴った。
「きゃっ!」
俺の殺気にだろいうか?うるさい位の音にだろうか?アイツは数歩後ろに後ずさる。
まだだ、この距離なら剣を投げれば殺せる!
振動で震える剣をもう一度握り締め、腕を上げた。
だが、その腕もいつのまに背後にいたのか2人の看守に抑えられ、怒りに染まった俺はもがく。
邪魔をしやがって!
唾を飛ばし俺は叫んだ。
「コイツは俺の手で殺すんだ!離せ!」
「いけません!この罪人を裁くのは国です!貴方がお手を汚してどうするのですか!?」
「わー、これが激怒って感情なの?凄い反応」
場に合わない口調で楽しそうに言うと、化け物は無邪気な子供みたいに鉄格子を掴み俺と看守を観察し始めた。
暴れていた俺と看守は、その、化け物の目を見て、動けなくなった。
その目はキラキラと綺麗に澄んでいて、なにも、人など映していなかったからだ。
「ん?もう終わり?残念、残念。・・・・・あ、そうそう、ダレン、そのカンテラそこに置いといて。本の内容は丸暗記してるけど、やっぱり文字を読みたいんだよね」
そういうと、化け物は朗らかに笑った。
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あの後、シャルルの執務室へと連行された俺はソファーに座ると深く項垂れた。
そして、いつも大事に持っているハンカチを取り出すと歪な花の刺繍を額に当て、ミリアを想った。
手先が不器用なのに指を絆創膏だらけにして恥ずかしげに『これを』とプレゼントしてくれた時、俺はメッサリナの言葉に惑わされ『あざといな、他の男にもそうやって近づくのか?』と暴言を吐いた。
最悪だ、最低だ。本当は嬉しかったんだ。俺のために縫ってくれた彼女が愛おしかった。その傷だらけの指に口づけて労わりたかった。
だけど、糞なプライドが邪魔をした。俺の他に男がいるのを許せなくて、暴言を突きつけた。
『そんな・・・・・』そう呟くと踵を返し走っていったけど、一瞬見えたミリアの泣き顔を今でも思い出す。
・・・・・どうして、俺は追いかけなかったんだ。
あの時追いかけていれば、もっと話し合えてれば、俺達は一緒にいれたのかな?
ミリア。
ドアの開く音の後、シャルルと宰相のケビンが執務室に入ってくると、シャルルは執務机にケビンは手に持った書類をテーブルに置き俺の向かい側に座った。
重苦しい空気の中、シャルルが口を開く。
「・・・・・ダレン、地下牢の話は聞いたが、どのみち処刑になる罪人を殺す事に時間をかけるよりも、償いをする方が有意義じゃないか?」
そう問いかける親友に俺は重たい頭を上げる。
親友の顔を見つめ、俺は自嘲しながら話した。
「ハハ、どうやって。ミリアの居場所を奪った俺に償いなんて甘いものじゃすまないだろう。おまけに行方も分からないんだ。お前だって知ってるだろう?俺があの日から彼女を探しているのを」
「・・・・・ああ、そうだな。だが、それは個人の手での話だろう?ケビン見せてやれ」
「ええ、陛下。ダレンさん、先ほど決まったものですが、調査によってメッサリサが関与した事件には冤罪の者が大勢いる事がわかりました。今投獄されている被害者は保釈する事と、国外、国内にいる被害者を探す事になりました。何故かといいますと、被害者には無罪の言い渡しおよび国からの慰謝料を渡す事になったからです」
俺はメガネをした論理的な事を求める宰相の長い前置きに、投げやりに返答した。
「で、それと俺になにがあるんだ?」
「ふう、そんな自暴自棄にならないでください、見ているほうが気が滅入るんですよ。貴方に行方不明者の捜索に参加して貰いたいんです。ああ、もちろん経費は国で落ちますから、お金の事は気にせずに。・・・・・・それとこれを、この男は先日、奴隷の不法所持および売春の頭取で捕まった者です。」
ケビンは淡々と説明していたが、途中で息をとめ話すことに躊躇しながら言い切った。
冷たい相貌にも滅多に見ない言いあぐねている戸惑いがあった。
だが、直ぐにいつものペースに戻ろうとしているのか、話が進みすぎて少し話に着いていけてない俺の前に痩せた男の念写体を置く。
俺は男を見た後に先の話を思い返す。
「うん?・・・・・まて、奴隷と売春、だと?」
まさか。
「ええ、お察しの事です。その男がミリアさんを奴隷にして、・・・・・・ば「分かった言わなくていい」」
ケビンの言葉を遮る。
その後の言葉を聞けば俺は、狂いそうなほどの怒りに侵されて冷静じゃいられなくなるからだ。
また沈黙が流れる。
次は俺の殺気をはらんだ痛い沈黙だ。
胸に岩を詰め込まれた気分だった。
なんて事だ、俺があんな事をしなければ、いや、仕事なんか放り出して探し回っていればこうなる前に・・・・・・。
後悔、いやそれだけでは納まらない感情で息が苦しい。
そんな漂う重い空気を吹き飛ばし、シャルルは俺に静かに檄を飛ばした。
「おい、ダレン。ここで後悔してたいならしてもいい。だがな、事態は終わっちゃいないんだ。この先がお前の認めたくない事実でも、お前は向き合わなければいけない。悩んでもいいが。だが、進みながら後悔するのと、手遅れになって後悔するのでは、俺なら断然前者を選ぶぞ。・・・・・そして、それがどんな結果になっても最後まで惚れた女は離さないだろうよ」
そういうと肉食獣を髣髴させる笑みを浮かべた親友に俺も言う。
分かりきった事を。
それで、俺とミリアの狂った結果に行き着くかもしれなくても。
「当たり前だ」
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それから、六ヵ月後。
ようやく見つけたミリアは路上で娼婦をしていた。
最初は本当にミリアかどうか分からなかった。
戸惑いながら声を掛けると、ひび割れた声で喋り始める
「まぁ!旦那様、私を買ってくださるの!?此処でしたいなら奥の路地か、ベッドが良いならお隣の安宿でのどちらかですわ。私はお宿の方が良いと思うのだけど〜」
俺の事が分からないのか?
暗がりに座り込む彼女の顔を見ようと近づく。
ぼんやりとしていたがその銀の瞳を見て間違いなく彼女だと確信した。
頬のこけた顔に赤黒い口紅が異様に映えていた。
いや、まて、これは血か?
彼女の頬を触り口元を触れば、べとりと血特有の粘つきがした。
「ミ、リア?・・・・・俺だ、ダレンだ。その血は、なんだ?」
媚びた表情で見上げていた顔がみるみる、驚きと恐怖に変わっていく。
ああ、分かっていたさ。
当たり前だ、こんな身に落とし込んだ元凶がいるんだから。
心がズキリと痛むのはお門違いだろう?俺にそんな権利は無いんだから。
彼女の反応に動揺していた俺は、また、過ちを犯してしまった。
俺が動揺しているその隙にミリアは小さい悲鳴を上げて路地の奥へと走って行こうとした。
だが、おそらく弱っているのだろう、直ぐに走れなくなって壁に寄り添うように荒い息を吐いている。
「待ってくれ!ミリア!!」
俺は走った。
ようやくだ。
やっと見つけれた!
歓喜に溺れた俺は彼女の右手で掴んだものを見て愕然とした。
その彼女が考えている最悪な行動に、叫んだ。
「!、駄目だ!止めるんだ!ミリアッ!!!」
あと少し、ほんの少しの距離がやたら長くて、身体の動きが遅い事に苛立った。
もう少し、もう少しなんだ。
なのに指先も届かない。
彼女は振り返ると泣きそうな顔で似合わない笑い声を上げる。
「ひっひっひっひっ」
彼女の首から鮮血が噴き出す。赤い血が宙を舞う。
「あああああああああ!ミリアァアアアア!!」
叫び声が、勝手に、心を裂いて、空気を揺らす。
青白いミリアの肢体が路地に崩れ落ちる。
そこを基点に広がる、赤。
嘘だ、嘘だ、嘘だ!!
絶望、喪失、悲しみ、言葉は言葉でしかない。
俺を覆うように湧き出す感情は、言葉では表せれるような形にはまるものじゃない。
黒い闇だ。
心を裂いて溢れるのは光も無い闇だ。
無我夢中で細い体を抱き寄せる。
息の詰まる時間はやけにゆっくりと流れ、細部を細かく見てしまう。
そんな時間など惜しいのが理解できているのにだ。
トクットクッと流れる血、俺を見る薄っすらと開いた銀の瞳。
俺を見て少し表情が弛んだミリアは緩慢に口をひらく。
なに?ミリア?
耳を傾け彼女の声を待つ。
だが声の変わりに溢れた血に驚いて、俺はようやく正気に戻った。
「しゃべるな!誰か!来い!馬車を!急げ!」
路地の入り口にはいつのまにか野次馬が出来ていた。
俺はそいつらに怒鳴り手を貸せと捲くし立てる。
胸ポケットからハンカチを取り出し傷口に押さえつけるとみるみる赤くなる布に、その意味の恐怖に泣きながら必死に俺は神に祈った。
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五日間眠り続けた彼女は声を失っていた。
医者の話では声帯を損傷したから、らしい。
直る見込みもあるにはあるが、それは声と呼ぶかどうかも判断のつかない程度の低い完治だという。
他の疾患も薬を飲み続ければいずれ治ると医者は嬉しそうに告げて行った。
俺も嬉しかった。声が出なくても生きててくれた、その事が嬉しかったんだ。
死のうとしたミリアからしたらエゴにしかとれないだろう。
『どうして死なせてくれなかったの』
と生きている事に呆然としていた姿に俺は罪悪感と、彼女に対して怒りもわいた。
『どうして死なせてくれなかったの』、それは彼女にしたら当たり前の言葉だと思う。
だけど、眠り続ける彼女の横でいつ消えるのか分からない命を、呼吸で脈拍で確かめ続けた俺にとっては青ざめて悲壮感に暮れている今の姿でも嬉しいのだ。
それから一週間後、ミリアの精神も落ち着いたと医者にもお墨付きを貰うと、メッサリナの話をした。
「俺は大馬鹿物だ。許されない事をした」
学園での事、その後の事や国からの慰謝料などを告げるが、それよりも、ミリアを信じ切れなかった事を心から詫びた。
早くに見つけれなかった事も、何もかも俺の所為だと、頭を下げ続けた。
『だから、なに。今さらな話じゃない。・・・・・くだらない。』
そんな俺に突きつけられた言葉は当然の言葉だった。
頬のこけた顔には表情とよべるものは無くて、俺を見る冷たい目は俺を許さないと言っている。
「っ、そうだよな。君を、ミリアを信じられなかったのは俺の所為だ。すまない」
ミリアが俺に向ける感情は憎しみだけしかないのだろう。
そうだよな、俺は加害者なのだから。
あの化け物に唆されたとはいえ、それを決めたのは俺なのだから。
もう、ミリアに愛されているとは思わないし、愛してもらえる資格も無い。
でも、それでもいい。
マイナスな感情でもミリアと繋がっていられるなら。
自ら死に向かいそうになる君を止めるためにも。
俺はそっと彼女の首をさわる
痛々しい包帯のしたには歪な傷跡が隠れている。
それは俺の絶望の象徴で、彼女との狂った絆だ。
俺はそこを辿る様に指を滑らせる。
そのたび、彼女は何も見たくないというように目を閉じる。
硬く閉ざす。
だから、気づかれないはずだ。
ミリアには。
その隠れる月の瞳に向けて俺が声を出さずにいつも口にしている。
愛してるって、
言葉は。
追記?
念写体:写真みたいなものです。魔法とか文中に入らないですがファンタジー世界が元になっています。
・・・・・ハッピーエンドにいつかしたい。
というか、この2人ヤンデレナ気がする。