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発覚

感想頂きましたレフェル様。ならびにこのお話を読んでくださる皆様ありがとうございます。




ーセレストの街。商業で栄えた、王都に次ぐ巨大な都市。その都市の入り口にボク逹は辿り着いた。


「やっとついたね。」


 山ほど魔物をかついだボクの言葉に同じように魔物をかついだトモエさんが同意する。道中にたくさんの魔物に襲いかかられ、それをトモエさんが一振りで斬り倒したものだ。

まず、最初にすることは肉屋さんに解体して買い取ってもらうことだ。これが思いの外高額で売れた。ボクも知らなかったけど、魔物の肉は美味しいけど金持ちの人や冒険者が良い部分を独占するためなかなか魔物の肉が出回る事はないそうだ。それと、骨も高額で売れる原因だったりする。骨も丁寧に煮れば美味しくて栄養の高いスープができる。そういった訳で、高額で買い取ってくれたのだ。本当に高額で買い取ってくれてラッキーだよ。お金はあるけど、あるにこしたことはないからね。で、今はセレストの街に留まりスターチスやマチルダさんを待っているのだ。


「リス。朗報がある。」


 情報収集してきたトモエさんが何かの朗報をつかんだらしい。


「私とリスがであった場所で帝国が魔剣士狩りに軍隊を派遣したわけだけど、捕まえる事が出来ずに今日に至るみたい。」


 トモエさんの言葉にボクはホッと安堵の息をはいた。どうしているかはわからないけど、つかまってないなら合流出来るはず。


 そう思いながら待つこと1週間。それでも2人は姿を現さない。


「まったく、どこを道草食っているのかな?」


 なかなか戻ってこない2人にたいしてぼやいていたら、


「お待たせしてすみません。」

「すまない。あいつら撒くのに手間取った。」


 スターチスとマチルダさんが声をかける。ボク達は無事に合流出来た。


「それと、久しぶり。トモエ。」

「まさか、貴女がリスさんと一緒にいるなんて夢にも思わなかったわ。」

「それは私も同じだよ。まさか、リスが2人の仲間なんて予想してなかったよ。」


 そう言って苦笑するトモエさんは魔剣士らしかった。

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