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古の物語
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昔、傲慢になりすぎた天使がいた。その名はルシファー。神の意志に反し、彼は人間は生きるに値しないとして7つの魔剣を作り、自分に従う者達に持たせ地上を滅ぼそうとした。7人の魔剣士とルシファーの暴虐に憤った神は7振りの聖剣を作り、7人の聖騎士が立ち上がった。魔剣士と聖騎士の争いは熾烈を極め、何人もの犠牲を払いながらもようやく魔剣士達は倒れ、ルシファーも地上から退いた。しかしながら、ルシファーがいる限り、魔剣士達は立ち上がる。ルシファーも魔剣士達が立ち上がるのを魔界のどこかで見ているのである。
これは古くから伝わる魔王ルシファーと魔剣士達の争いの物語である。