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黒い桜  作者: kabochan
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親友の死

21歳大学4年生になる春。親友が死んだ。

朝の10時頃に親友の母親から連絡があった。

自殺とのことだ。


私とミサは家が近いこともあり、幼稚園が一緒で自然と仲良くなった。

それからも小中と同じ学校に通い、一緒に通学していた。

小学生の頃から人見知りで、友達は多いとはいえないけれど

それなりに友達はいた。

お互い友達ができても、一緒にいて一番楽しかったのはミサだった。


それは別々の高校に進学しても変わらなかった。


時間を合わせて一緒に帰ったり、ご飯を食べに行ったり。

話題のほとんどは、くだらなくて、それが楽しかった。

考えてみたら喧嘩もしたことがない。

私の考えや悪口にも同意してくれていたし、ミサの話も納得のいくものばかりで

こんなにも同じ考えを持った人が近くにいて、仲良くなって友達になって、私は本当に恵まれていると心から思うことも多かった。


そんな関係はそれぞれの高校を卒業して、大学生になった今でも続いていたし

この先おばぁちゃんになるまで続くと思っていた。


それなのに、どうして自殺なんかしたのだろう。


まだ実感もなくなにかの間違いにちがいないと思い涙も出なかった。


一番最後に会ったのは確か、一ヶ月前の四月だっけ…。

十二月から始まった就活の話をして、中々内定をもらえないでいた私たちは

嫌だ嫌だって言いながらも最後には結局、頑張ろうねって言って別れた。

その他はいつもと変わらない、くだらない話をしただけだよな…。

本当はその時にもう何か抱えているものがあったのかな…。

私が気づいてあげられたら良かったのかな…。


そんなことを思ったら、なんだか急に込み上げてきて

最初の涙が流れると、次から次へとまらなくなっていた。




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