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第4話 真実

やっと今回、戦いをいれることが出来ました!

戦いが短いのはご了承下さい


今回は少し長めです


それでは第4話、始まります


ー視点、鏡御悠斗ー


玲沙と別れて約10分、俺は教室に向かっている。


そういえばなんで夏休みなのに学校に来てるかを説明して無かったな。


実は俺のクラスで大問題が起きて、クラス丸ごと連帯責任って事で停学、んで夏休みにその休みで足りなくなった授業分、補習があるわけだ。


ま、俺は元々赤点とったからどっちにしろ補習なんだがな。



ガララララ……




「こんちわーっす」


「お、やっと来たか悠斗!早くこっちこいよ、いい知らせだ!」


クラスに入った瞬間叫んできたのは俺の悪友、宗嗣(むねつぐ) (ひびき)。黒髪黒目で俺より背が少し高く、底抜けに明るくてとことんポジティブ思考な奴だ。


「相変わらず響は朝から元気だねー、その元気さを僕にも少し分けてほしいよ」


俺の後ろから歩いてきた深緑の短髪、少し明るい緑の目、俺のもう一人の悪友、宮城(みやしろ) 俊太(しゅんた)。だれが見ても美少年で成績優秀、運動神経もいい万能サッカー少年だ。


「おっす、俊太。んで響、その知らせってなんだ?」


大体予想はつくがな


「2人共、聞いて驚け!今日……このクラスに転校生が来る!」


やっぱりそれかい。


「ふーん……」


おい、俊太、お前絶対興味ないだろ


「それもまさかの女の子、さらに美少女だ!」


美少女、ねぇ……確かに玲沙は美少女って言われてもおかしくないな。

って、なに考えてんだ俺


「さらにさらに!今日の目撃情報によれば、すでに彼氏がいて一緒に登校しているとのこと!」


「早いねー」


だから返事が適当すぎるぞ、俊太。

一方俺は、


「へー……」


と、普通にしてるが内心俺は冷や汗タラタラだった。

このクラスの男子は俺と俊太を除いて リア充爆発しろ が信念の奴らのみだ。

もし玲沙と一緒に登校してたのが俺だってバレたら彼氏だと勘違いしてるこいつらは……思い浮かべたくも無いな


「全員座れー!」


っと、担任が来たか。少し登校遅くなった理由を聞かれる前に来てくれて助かったな。

もし追及されてたら……


「知ってる奴もいるかとおもうが今日転校生が入ってくる。慣れない環境で大変だろうから仲良くしてやってくれ」


「「「あいー」」」


こういった時だけ妙に大人しいな、このクラス


「それじゃ夜咲、入れ」


先生が玲沙を呼ぶと、物凄く緊張した顔で教室に入ってくる。

クラス中の男子が玲沙を

そのままクラスを一回見回し、俺の方を向くと……


俺に嬉しそうに手を降った。


「「「…………………ギロッ」」」


やばい、俊太以外のクラス中の男子の視線で殺されそう。ついでに先生までこっち睨んでやがる。

あれ?これってヤバくね!?


「鏡御悠斗を捕らえろぉぉぉぉ!」


「「「オオオオオォォォォォォ!!!」」」


俊太以外の男子が宗嗣を筆頭に全員こっちに襲い掛かってきやがった!

てかなんで先生が俺捕獲隊 (勝手に命名)の指揮してんだぁぁぁぁぁ!


「あー、こうなったらやってやらぁ!全員かかって来いやぁぁぁぁ!」




~しばらくお待ちください~




「ハァ、ハァ……あれ?勝った?」


「かが……み、お前、いつの間にそんなに……」


先生が瀕死 (に見える)状態で話しかけてくる。

今日はやけに体が軽かったな……パンチもかなり威力出たしな


「悠斗、今日はやけに強かったけどどうしたの?」


唯一俺に襲い掛かって来なかった俊太が俺に聞いてくる。

倒れた先生を踏み越えながら。


俊太も案外酷いな、おい。

踏む必要ないだろうに。


「自分でもわかんねぇ、なんかあったかな……」


「悠斗、大丈夫!?」


っと、玲沙も心配してくれてるみたいだな。

玲沙の前で恥晒さずに済んだ分ラッキーだな。


「ああ、特に大きい怪我もないし大丈夫だ」


「よかったー……無茶しすぎちゃ駄目だよ?」


「わかってら」


……おい、なんでまた男子が俺を睨んでるんだよ


「それにしても響の言ってた転校生の彼氏っていうのが悠斗だったとはね」


「か、彼氏!?……///」


「ちょっと待った!俺は別に玲沙の彼氏なんかじゃ……おい、玲沙、なんでそこで不機嫌になるんだよ」


「……なんでもない」


「あはは……玲沙ちゃん大変だね、あ、そうだ」


俊太がふと何かを思い出したように手を叩いた


「悠斗、放課後中庭来てくれる?後玲沙ちゃんも一緒に」


「ん、別にいいけど……」


「それじゃこの話は一旦終わり、授業の準備でもしようか」







ー視点、無ー


そして放課後……


悠斗は俊太に言われた通り、玲沙と一緒に中庭にいた。


「あ、やっと来たね2人共」


「おう、んで、何の用だ?俊太」


「その話は一旦場所を変えてから話すよ、ついてきて」






「さあ、着いたよ」


「ここは……?」


悠斗達が着いたのは森の中の開けた広場だった。


「さ、少し重要な話をしようか



超能力者、鏡御悠斗、夜咲玲沙」



「「っ!?」」


気楽に言う俊太、だがその言葉は予想を遥かに超えた言葉だった。


「俊太、てめぇ……何者だ」


悠斗は玲沙をかばう様に前に出る


「あ、ごめんごめん、別に悪者じゃないから安心して」


「そう簡単に信じるとでも?」


「それじゃこれで信じてくれるかな?」


「なにを……」


その瞬間、悠斗と玲沙の頭に大量の情報が流れ込んできた。

超能力の使い方、俊太も超能力者だということ、玲沙が追われてる理由、玲沙を追う超能力者の集団、そういった事の知識が一気に2人の記憶にに刻み付けられた。


「な、何が起きたの?」


玲沙も悠斗と同じく、何が起きたのか全くわかっていないようだ。


「急にごめん、でも一番手っ取り早い《記憶の共有》って方法を使わせてもらったよ」


「てことは今のは、お前の記憶……なのか?」


「そういうことだね、軽くまとめさせてもらうよ。まず、超能力の使い方はさっきのでわかってくれたね、次に玲沙ちゃんが追われてる理由だ」


「…………」


「玲沙ちゃんの能力、【聖域】は鍵と呼ばれる7つ能力の1つ」


「鍵……」


「その鍵が集まると何が起こるかはまだわからないけどいいことじゃないとは明らかだよ」


「その鍵の能力を持つ人たち集めているのが私を追ってきた人達なんだね」


「僕はその組織と今まで戦ってきてね、悠斗が超能力者なのは昔から知ってたけど覚醒(めざめ)てなかったみたいだからそのままにしておいたんだ」


「なんでだ?俺が超能力者なのがわかってるなら加勢してもらおうとは思わなかったのか?」


「それはしないよ、いくら超能力者だからといって普通に生活している人を戦いに巻き込むほど僕は堕ちるつもりはない」


悠斗は俊太の信念を知った。

出来るだけ周りを巻き込まないように守らなければならないものを守る。

その信念は堅かった。


「でも能力に覚醒(めざめ)て守護者にもなったみたいだからね、少し手を貸してもらおうと思って」


「守護者?」


「あれ?悠斗は玲沙ちゃんの守護者になったんじゃないの?」


「玲沙、守護者ってなんだ?」


「私も知らないよ……?」


「まさか悠斗は無意識で守護者になってたのか……」


「だから、守護者ってなんだよ」


「あ、ああ、ごめんごめん、守護者っていうのは鍵の能力者を護る人の事をいうんだ。具体的には鍵の能力者の人を護るって心から誓った人の事だよ。それで守護者になった人は身体能力が格段に上がるんだ」


ここで悠斗の疑問が一つ解けた


「それで俺は急に強くなったのか……」


「そう、それで僕が悠斗に何をしてもらいたいのかと言うと……」


そういって俊太は右手を突き出す



「僕と勝負だ」



「は?」


「悠斗、はっきり言わせてもらうが、今の君じゃ組織から玲沙ちゃんを守り抜くことは不可能だ」


「なんだと……?」


「だから今から訓練って事だよ。とりあえず悠斗は初の能力戦闘かな?」


「ああ、それじゃ……」


悠斗は目を閉じ、感覚を右腕に集中させる、一瞬の間が空き、悠斗の右腕から赤黒い魔力が溢れだし、悪魔のような巨大な腕になる。


「それが悠斗の能力…………か」


俊太が悠斗の右腕を見ながら言う


「能力書庫ニ接続(アクセス)


「!?」


俊太の目から光が消え、声が急に機械を通したような無機質な声になる。


「該当スル能力、無シ、能力分類、例外、命名、【終焉】…………っとと」


一瞬ふらついて目を閉じると俊太の目の光は元に戻っていた。


「俊太……何をしたんだ?」


「うーん、軽い能力解析ってところかな?特殊な方法使ってるから変な風になるんだよ。それにしてもまさか"例外"とはね……」


「例外?なんだそれ?」


「簡単に言うと悠斗だけの能力、同じものは他には存在しない規格外の能力ってことだよ」


「俺だけの能力か……」


「ま、お喋りはそろそろおしまいにしよう



行くよ」



「っ!(来る!)」


俊太が地面を蹴って不自然なほどの勢いで上に飛び上がる。

そして、


烈風瞬閃(ガストレール)!」


空中で回転しながらなにもない筈の空間を蹴り飛ばす。

咄嗟に危険を察知した悠斗は右腕を前に出した。

その瞬間、俊太の蹴り飛ばした場所から透明なレーザーのようなものが放たれ、悠斗の右腕に当たった。


「くっ……おらぁ!」


しかし悠斗は右腕で横に薙ぎ払うと透明のレーザーは消し飛んだ。


「流石は例外って事かな?」


その後俊太はフワリと地面に軟着地すると能力の説明を始めた。


「僕の能力は【縮圧】、体から一定距離の中に空気を圧縮する能力だよ。さっきの攻撃はその圧縮した空気の球を蹴って直線的に打ち出したんだ」


「なるほど……(だとしたら注意すべきは……移動速度だな)」


ダンッ!という音と共に俊太が後方に暴風を撒き散らして少なくとも10mはある悠斗の距離を0にまでに縮めた


突風撲打(ストームペイン)!」


そして俊太は右手に圧縮された風を纏わせ、悠斗に対して放射状に放った。


次の瞬間、その爆風は砂ぼこりを巻き上げて瞬く間に悠斗の姿を覆い隠した。


「悠斗!」


「(さて、これを耐えきれないようじゃ玲沙ちゃんを護れないよ?悠斗、君の力をここで示してみてよ)」



徐々に砂ぼこりは晴れ、中が見えてくる。





しかし、そこに悠斗の姿は無かった。




To be continue……

戦闘シーンって難しいですね……


もっと分かりやすく書けるように努力します!


今回出た専門用語みたいなのはこれから比較的重要になってくるので覚えてもらえると幸いです

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