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第2話 超能力

2話目です!


とりあえず物語本番に入るための準備は大体完了したんでじかいくらいから本番です。


更新ペースは不定期ですので気長にお待ちください。


※この回は長すぎた1話目を分断したものです。

「えっとそれは私が、実は……










超能力者だからなんです」





「……え?」


超……能力!?どんな事でも驚かない気でいたけど流石にそれは予想外すぎるぞ!?


「えーっと、その超能力者ってことはなんか特別な力でもあるのか?例えば手から炎出したりとか。後、敬語使わなくていいぞ」


言葉だけじゃ信用できないのが超現実的思考、鏡御悠斗だ。

そして敬語だととっても話しづらい


「あ、はい……じゃなかった、うん、そういったのとは少し違うけど……そういえばさっき怪我してたよね?」


言葉使い変わるの早っ、なにこの適応力。

話しやすくなったから別にいいんだがな


「まぁ確かにさっきから激痛が止まらないけど……」


「少しの間だけそこから動かないでね」


「?あぁわかった」


俺が返事をすると玲沙はシャーペンを持って俺の横にしゃがみこんだ。


そして、




一瞬で床に魔方陣を描いた。



「はっ!?」


俺はしっかりと玲沙がなにをするのか見ていた。それでもシャーペンの動きは見えなかった。となるとかなりの速さだ。


玲沙の書いた魔方陣は白く輝きながら巨大化し、俺と玲沙を囲んだ。


「これは……ん?痛みが和らいでく?」


「うん、これが私の能力、【聖域】だよ。空間に魔方陣を描いて擬似的な聖域を創ることでいろんな能力を扱えるんだ。これは治癒の能力だよ」


よくわからんが本当に超能力者だったのか……


「他にも色々使えるんだけど……あれ?そのネックレス光ってない?」


「ん?確かに光ってるな。なん……っ!?」


なんでだ?と言おうとした次の瞬間辺りはネックレスから放たれる赤黒い光に包まれた






「え!?」



光が晴れると体に不思議な現象が起きていた。超能力者の玲沙にでは無く俺の右腕に。


「なんだ……これ」


俺の右腕は赤黒い何かに包まれていた。巨大な手に鋭い爪、右腕全体を包む魔力のようなもの。肩からはその魔力のようなものが溢れ、吹き出していた。

さながらゲームに出てくる悪魔の腕のようだ。


「まさか……悠斗さんも超能力者!?」


「はぁ!?」


「だってそれ以外に説明しようがないじゃないですか」


「……まぁそうだけどさ」


こんなのを超能力とかを使わずに出せる人がいたらもはやそれは人を超えてると思う。


「てか、そんなことよりこれどうやって戻すんだよ!俺超能力に関する知識0なんですけど!?」


「えっと力を均一にかけて魔力をその体に吸収する感じで……」


「いや、わからんから」


「えぇぇ!?」


おい、そんな驚くか?そんな専門的な事おれには出来ません。


「それじゃ……ちょっと強行手段使います!」


そういってまた魔方陣を描く玲沙。今度は紫色の魔方陣が俺の足元に現れた。

そして魔方陣から半透明の鎖が現れ、俺の右腕を縛り付けた。


「は?ぐあっ!」


鎖は急激に魔方陣に引き戻され、それに引っ張られて俺も床に抑えつけられる。


「ちょっ、玲沙、なにする気だ!」


「動かないで!今その右腕の力を無理矢理抑え込むから!」


そう言いながら玲沙は魔方陣に点を次々と書き足していく


そして、



バシィッ!



なにかが弾け飛ぶ様な音と共に右腕の赤黒い装甲は吸収されていった。

俺のいつもつけてる目の形をしたネックレスに。



「とりあえずこれで終わ……」


バタッ……


「玲沙!?」


俺の右腕を封じ込めてすぐ玲沙はその場で気を失い倒れてしまった






とりあえず玲沙をベットに寝かせておき、今の状況を整理しよう。


1、超能力者というのが本当にいる。そして玲沙や俺がその超能力者だということ。


2、玲沙が追われているのは超能力者だということが関係しているらしい。


3、躊躇いもなく殴りかかっているところから玲沙を追っている奴は手段を選ばないようだ。


4、俺は玲沙の超能力の影響でよくわからない超能力に目覚めてしまった



「はぁ、てことは俺が助けてやるしかないってか……」





ー視点、無ー



時刻は現在8時、玲沙は未だ寝ており、悠斗は気持ち良さそうな寝息をたてながら寝ている玲沙の側で看病をしていた。


「それにしても……超能力か」


今まで現実(リアル)主義だった悠斗にとって突然現れた超能力(オカルト)はかなり衝撃的なものだった。

まさか本当に実在するとは思っていなかった超能力、それに関わるようになった自分の明らかな変化を悠斗は自覚していた。


「ん……ここは?」


「あ、玲沙、起きたか」


「悠斗さん?あれ、私なんで寝て……?」


「俺が能力の止めてくれた後急に倒れたんだよ」


「あ、そうだったんだ……」


玲沙が少し俯いた


「どうした、玲沙?」


「いや、もしかして迷惑かけちゃったんじゃないかって……」


「迷惑?なんでだ?」


「助けてくれたし今だって看病してくれてたみたいですし……」


気にしてたのかすこし落ち込みながら玲沙は言った


「気にすんなよ、むしろ迷惑かけたのはこっちだ。とりあえず夕食作ってくるから休んでてくれ」


「あ、私作ります!」


「え、いや、いいよ。病み上がりなんだからゆっくりしててくれ」


「いえ、私が作りますよ、というか作りたいです!」


「あ、あぁそこまで言うなら……」


こうして本日の鏡御家の夕食はお礼も含めて玲沙が作ることになった。






パクッ


今、悠斗と玲沙はテーブルで向かい合って夕食を食べていた


「……どう、ですか?」


「……やばい、超美味い」


「本当!?」


玲沙の顔がパアッと明るくなる。


「それにしてもよくこれだけの量を20分で作ったな……」


テーブルに並んでいるのは和、洋、中、それぞれのかなり本格的な料理が並んでいた。


パクパクと食べながら悠斗は玲沙にいくつかの質問をしていた。


「玲沙って何歳なんだ?」


「えっと、私は15歳だよ」


「!?(まさかの同い年!?失礼だけど2つくらい下だと思ってた……)」


「?どうしました?」


「な、なんでもない、てことは高校生なのか?」


「はい、相跡学園高校ってところに明日から転校するんだけど悠斗さんその高校知ってる?」


「……………あのな玲沙、知ってるもなにも俺そこの生徒だからな」


「え、ええぇぇぇぇ!?」


「耳痛てぇからいきなり叫ぶなって……」


「あ、ごめんなさい……悠斗さん何組なの?」


「4組だけど?」


「…………。」


「え、なんでそこで黙る?ってまさか……」


「私も4組です」


「まじですか……てことはクラスメイトになるのか」


「そうですね……嬉しいです!」


安心したような玲沙の笑みに内心思わずドキッときた悠斗であった。


「そういえば玲沙、お前家どこだ?送ってくよ」



「あ、私家ないです」



「へ?」


玲沙は当然のように答えるが悠斗にとっては予想外の答えだった


「私ずっと逃げながら生活してたんで家無いです」


「……これからどうするつもりだ?」


「ずっといるのも迷惑だししばらくしたら出ていきますよ」


「金はどうするんだ……?」


「親から少しずつ振り込まれてるから大丈夫だよ」


「あれ?親いるならなんでそこで暮らさないんだ」


「私……追い出されたの」 


「追い出された……?」


「うん、能力があるからね。『化け物』……だって」


かなりつらかったのだろう、玲沙は泣き出しそうになっていた



「え……?」


泣き出しそうな玲沙を悠斗は優しく抱き締めていた。


「悠斗……さん?」


「ごめんな、俺には気のきいた言葉をかけるスキルなんて無いけど……」


「………?」


「これからは俺が、護るから」




To be continue………

能力の所わかりづらかったかも……


書くのに慣れてきたら修正するつもりです。


それではまた次回!

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