第九話:覇道の試験-壱-
前回までのあらすじ:チームごとの実技試験に向けた強化訓練が始まり、神楽颯斗はメンバーの白崎瑠璃、月白結菜と3人で互いにアドバイスをしながら訓練を行なった。そして6/15になり、中間試験が始まったのであった.....
黒川「それでは、試験開始!!!!!!!!!!!」
颯斗『神聖、任せた。』
神聖『お任せください』
試験問題
Q1. 御狐がグループの中で果たしている主な役割は何ですか?
A. 主導者として、グループ全体の指導と戦略を決定する役割を果たしています。
Q2. 煌雷が持つ力は何ですか?
A. 雷の力を操り、強力な攻撃を行います。
Q3. 水武の主な能力は何ですか?
A. 水の力を操り、攻撃やサポートを行います。
Q4. 御狐がチーム内で他の二人に対して示す主要な影響力は何ですか?
A. 指導力と戦術的な指示を通じて、チームの行動や戦略を決定します。
Q5. 煌雷の狐のお面が象徴するものは何ですか?
A. 御狐への忠誠と、自らの雷の力の象徴です。
Q6. 水武の狐のお面の意味は何ですか?
A. 御狐の下での役割と、水の力の神秘性を示します。
Q7. 御狐、煌雷、水武が共通して持つシンボルは何ですか?
A. 狐のお面です。
Q8. 御狐が主導者としてチームに与える影響は何ですか?
A. チームの一体感を高め、戦術や戦略を統括する影響を与えます。
Q9. 煌雷の攻撃力が強化される要因は何ですか?
A. 御狐の指導の下で、雷の力が最大限に引き出されるからです。
Q10. 水武がチームで果たす役割の中で重要なものは何ですか?
A. 水の力を使って、戦闘やサポートを行い、チームのバランスを保つことです。
神聖『終わりました。』
颯斗『ありがとう神聖。』
神聖『どういたしまして!』
〜60分後〜
黒川「そこまで。試験終了だ。」
霧島「全然わかんなかった。」
颯斗「俺は全部かけたよ。」
如月「さすが颯斗君!!」
黒川「おいお前ら、次の試験に遅れないように早く移動しろ。」
3人「はい!!!」
〜実技試験会場・都市〜
白崎「神楽君!!やっほ〜!!」
颯斗「先輩こんにちは。」
月白「座学試験どうだった???」
颯斗「意外と解けました!!」
月白「すご!!!私去年その範囲苦手だったんだよね....」
白崎「同じく!!」
藤原「神楽君、こんにちは。」
颯斗「藤原先生!!こんにちは!!!」
藤原「2人をここまで強くしてくれてありがとう!!今日は頑張れよ!!!」
颯斗「ありがとうございます!!!頑張ります!!!」
アナウンス
「それでは所定の位置へ移動してください。」
白崎「行こっか!!」
月白「うん!!」
颯斗「頑張りましょ!!!」
〜黎明塔〜
アナウンス
「全チームの移動を確認しました。30秒後に開始します。」
白崎「始まるね!!」
颯斗「はい!!!」
アナウンス
「5秒前、3....2.....1.....スタート!!!!!!!!!!!!」
颯斗「竜巻舞!!」
白崎「高台は取れたね。次は索敵か....」
月白「北の方向の蒼月広場で早速戦ってるチームいるよ!!」
颯斗「ほんとですね。」
白崎「あの力術は....天城直哉君たちだね。近づくのはちょっと危なさそう.....」
颯斗「ですね。今はここで状況を把握しないt.....」
霧島「颯斗、戦場でよそ見は命取りだぞ!!!いきなりで悪いがこれは試験なんだ、霧襲!!!!」
〜蒼月広場〜
直哉「おい蒼、そんなものか!!!!」
天城「クソ、如月莉央、光永廉先輩、それに兄貴が相手か....強者揃いだな...」
風間「蒼君、君は如月さんの相手をしてくれ!!!直哉君の相手は俺がする!!!」
直哉「生徒会長が俺の相手か?笑わせてくれる。俺は蒼と戦いたいんだ、邪魔すんじゃねぇ!!!!」
風間「それはできない。蒼君を倒したいなら俺を倒してからいけ!!」
直哉「邪魔するなって言っただろ!!!雷雪破!!!!!」
風間「風嵐斬!!」
如月「天城君じゃん、手加減はしないからね!!!」
天城「それはこっちもだよ如月さん!!!寒氷突!!!」
如月「夜影斬!!」
天城「互角....いやこっちが優勢か?一気に畳み掛けるしかない!!」
如月「強い.....でもこっちも負けられない!!!黒月斬!!!!」
天城「氷刃裂!!!!!!」
如月「私の技が.....やばい....負ける!?!?!?」
アナウンス
「如月莉央、脱落」
如月「ごめんなさい先輩。私負けちゃった....」
光永「大丈夫だよ如月さん。ここからは任せて。」
風間「さすがは2学年のトップだな。一筋縄じゃ行かない。」
直哉「そんなもんか生徒会長!!!!!俺は全然楽しくないぞ!!!」
風間「こんなにも実力差があるのか....」
天城「会長遅くなりました!!兄貴の相手は俺に任せてください!!!」
風間「大丈夫なのか??」
天城「兄貴の相手は俺がする。そう覚悟してました。」
風間「わかった。頑張れよ!!」
直哉「蒼、俺は待ちくたびれたぞ。」
天城「ごめん兄貴、でもこれで思う存分戦える!!」
直哉「昔まで怖気付いてたお前が俺と戦うとはな....気分は良くないが面白そうだ。どこからでも来い。」
天城「行くよ、兄貴!!氷刃裂!!」
直哉「雷雪破。」
風間「柳瀬さん、僕も戦います。」
柳瀬「会長!!でも天城直哉さんと戦ってたんじゃ.....」
風間「彼は蒼君に任せた。今、僕たちは光永君に集中しよう。」
光永「1対2かよ。面白い。容赦はしないぞ!!光輝斬!!」
柳瀬「桜風斬!!!!」
光永「くそっ、互角かよ。」
柳瀬「会長、行って!!!!」
風間「雷嵐撃!!!!」
光永「クッ...!」
風間「どうだ.....?」
光永「フッ、面白くなってきたな!!」
柳瀬「倒せて....ない!?!?」
風間「渾身の一撃を当てたはずなのに...」
光永「確かに今の攻撃はやばかった....次喰らったら負ける...ここは本気を出すしかないな!!日蝕剣、抜刀!!」
風間「武具使いか...柳瀬さん、間合いをとりながら戦うぞ!!!」
柳瀬「はい!!桜吹雪!!!」
光永「光輝斬。」
風間「技が切られた.....近接攻撃で行くしかないのか!!!」
光永「戦闘中に考え事はするな会長、殺すぞ。」
風間「いつの間に近くに来たんだ!!風嵐斬!!!!!!」
光永「風の擬似剣で俺は倒せない。輝焔撃!!」
風間「倒すために技を出したわけではない!!!!!!!!」
バキッ!!
光永「日蝕剣が折れただと.....貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
風間「柳瀬さん、今だ!!!!!!」
柳瀬「花開く、四季の精霊よ。美しき花の力を宿し、命の力を今ここに集め、万象を彩れ!花舞撃!!!!」
光永「完全詠唱か.....ならばこっちも最終奥義を使うとしよう!!!煌陽爆!!!!!!」
ドゴォン!
アナウンス
「柳瀬美桜、脱落」
光永「まずは1人だな....」
風間「光永君もよそ見をしているじゃないか!!!!嵐震波!!!!」
光永「ガハッ......!!!」
アナウンス
「光永廉、脱落」
光永「さすが会長だな、強かったぞ。」
風間「ありがとう!光永君も強かったよ。」
光永「フッ、会長から褒められるとはな。また戦おうぜ!!」
風間「もちろんだ!!いつでも受けて立つ!!」
光永「ところで会長、いつまで横たわってんだ?他が来る前に逃げろ。」
風間「光永君と戦った時に最後に撃った技は反動がでかいんだ。もう動けないよ。」
光永「そうか。まぁ救助隊が来るまで1人は退屈だからありがたいんだけどな。」
風間「ここは入口と反対側だからな。到着までは時間がかかる。それより光永君の武具を壊してしまって申し訳ない。」
光永「あれは試験用に作ってもらったレプリカだから気にすんな。」
風間「そうか。ならよかった。」
??「お、なんかいい獲物が転がってるって思ったら会長かよ。」
風間「その声は日向君か。俺はもう動けない。とどめをさしてくれ。」
光永「日向颯か...ここで会長に勝ってもどっちにしろ負けてたな。」
日向「じゃ、ポイントいただき。」
アナウンス
「風間朔、脱落」
風間「ポイントをあげたからお願いがある。あそこで今戦っている天城兄弟の邪魔をしないであげてくれ。」
日向「あぁわかった。だが終わった瞬間に倒しに行くがな。」
風間「ありがとう。日向君、まだ1学年の神楽君が残っている。油断はするな。」
日向「わかってる。まぁ勝つのは俺だがな!!」
風間「健闘を祈るよ。じゃあ僕たちは救助隊が来たから部屋に戻って観戦するね。」
日向「じゃあな会長。俺はここで2人の戦いを見るとするよ。おい鳴海、藤堂。ちょっとだけ休息だ。」
鳴海「わかりました!!」
藤堂「了解です!!!」
直哉「強くなったな蒼、だがまだ俺には及ばない。」
天城「くそ、いつまでも兄貴は強いな。」
直哉「ありがとな蒼。さ、戦いに戻ろう。」
天城「あぁ、行くぞ兄貴!!」
To Be Continued