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英雄再誕  作者: 夢宮 火花
<第一章>〜修志誠編〜
1/18

第一話:終わり、そして始まり

俺の名前は中村慎吾。現在32歳でサラリーマンをしている。そして今、俺の隣を歩いているのは俺の同僚の中臣と後輩の坂本だ。今は仕事がひと段落がついたので、俺の行きつけの居酒屋に行っている最中だ。

中村「ここが俺の行きつけの居酒屋、『狐』だ。今日は俺の奢りだからって遠慮するなよ坂本ちゃん!」

坂本「先輩ありがとうございます!」

中臣「最近羽振りいいなお前、坂本の前だからってそんなに奢って貯金大丈夫なのか?」

中村「大丈夫大丈夫!もうすぐ夏のボーナス入るし。」

店員「いらっしゃいませ!何名さまですか?」

中村「3人です!ささ、2人とも入った入った!!」

中臣「意外と店の雰囲気いいな。中村、ここの店のおすすめってなに?」

中村「唐揚げと焼き鳥が絶品だぞ。坂本ちゃん、お酒強い?」

坂本「あんまり強くないです!」

中村「そっか、じゃあ無理しない程度に飲もうな!中臣はいつも通りで大丈夫だよな?」

中臣「ああ!大丈夫だ!俺だし巻き卵頼んでもいいか?」

中村「いいぞ。坂本ちゃんは何頼む?」

坂本「私お刺身食べたいです!」

中村「じゃあこの刺身盛り合わせにするか。店員さん、生3つと刺身盛り合わせとだし巻き卵と焼き鳥お願い!」

店員「ありがとうございます。ご注文を繰り返します。生3つと刺身盛りとだし巻きと焼き鳥ですね。店のおすすめで塩昆布キャベツはいかがですか?」

中村「それも追加で。」

店員「かしこまりました。少々お待ちください。」

中村「中臣、今日もどっちが多く酒飲めるか勝負しようぜ。」

中臣「いいぞ、だが今日はほどほどにな。」

中村「どうしてだ?何か予定でもあるのか?」

中臣「予定というよりか、俺と坂本から報告があってだな.....」

店員「お待たせしました。生ビール3つと塩昆布キャベツです。」

中村「ありがとうございます!じゃあ改めて1週間お疲れ様!」

一同「かんぱ〜い!!!!!!」

中村「ぷはぁ〜!!やっぱ暑い日は生ビールだよな。それで、2人からの報告って?」

中臣「それはな、俺たちけっk....」

店員「うわあああああああああ」

突然叫び声が聞こえた

中村「何かあったのか。ちょっと様子見てくるから2人とも待ってて。」

中臣「わかった。」

坂本「先輩、気をつけてくださいね。」

中村「ああ、ありがとう。」

中村は恐る恐る叫び声が聞こえる方へ行った。しかしそこはもう、

中村「これは一体どういうことだ.....?」

中村の目には大量に惨殺された店員さんや他のお客さんの死体が転がっているのが映った

??「コイツじゃない。この近くにいるはずなのに。なぜコイツらじゃないんだ」

中村「おい、お前が殺したのか?」

??「見つけた」

中村「は?」

??「お前を殺す」

中村「おい、それはどういう冗d...」

謎の男は中村に素早く刺しかかった

中村「ぐはぁ。。。」

中村の手には大量の血がついた

??「これで俺の任務は完了だ。撤退する」

店の奥から足音が聞こえる。坂本ちゃんと中臣のものだろう

坂本「先輩!!大丈夫ですか!?!?!?」

中臣「結構奥まで刺されてるな。」

坂本「警察と救急車呼びますね。」

中臣「ああ、頼む。俺はこのまま応急処置をする。」

中村「ふたりとも、けがはないか?」

中臣「ああ、俺たちは無事だ。それよりもお前の方が大丈夫じゃないだろ。」

中村「おれはもうだめそうだ。」

中臣「そんなこと言うなよ!まだ間に合うかもしれない。」

中村「もうまにあわない。」

中臣「クソッ、血が止まらねぇ。」

中村「さいごにききたいことがある。」

中臣「どうした?」

中村「さっき、ほうこくしようとしてくれたことはなんだ。」

中臣「俺と坂本、来週結婚するんだ。だからお前に式でのスピーチを頼みたくて。」

中村「それはおめでとうだな。だがそのたのみごとははたせそうにない。」

中臣「......」

中村「ふたりとも、しあわせに....な....」

中臣「おい中村!!!!なかむらぁぁぁぁぁ!!!!!!」

中村『2人が結婚か。俺の分まで幸せになってくれよ。』

坂本「中臣さん、通報完了しました。それで先輩は.....」

中臣「さっき意識がなくなった。」

坂本「そんな......」

中村『何か2人とも言ってるな。でも微かにしか聞こえない。やっぱり俺は死ぬのか。俺天国いけるのかな。地獄は怖いし行きたくないな。それにしてもさっきの男はなんだったのか。任務ってどう言うことだ。まさか俺に恨みを持つ人が殺し屋を雇ったのか?でもそしたらなぜ関係のない人を殺した?』

突然中村の頭の中に謎の女の声が語りかけてきた

謎女『あなたはまだ死んではいけない存在です』

中村『誰だお前』

謎女『突然失礼しました。私の名前は天恵です』

中村『ミカ...エル.....』

天恵『あなたは暗影連盟の幹部、白蓮に殺されました』

中村『暗影連盟ってなんだ?』

天恵『アルカディア大陸の組織のうちの1つです』

中村『アルカディア大陸って何だ?』

天恵『シリウスにある大陸です』

中村『シリウスって地球から見える最も明るい星だよな?人がいるのか?』

天恵『はい。地球と同じように人類や生物が存在します。それに明るく見えるのには理由があります』

中村『太陽の光の関係だろ?』

天恵『それは違います』

中村『じゃあなんだ』

天恵『戦争です』

中村『戦争?』

天恵『はい。聖剣騎士団と暗黒連盟の対立が深まる中で勃発した戦争です』

中村『でも戦争って言ったってそんなに光を発するものではないだろ』

天恵『地球での戦争は主に銃器を使います。幕末の日本では刀で戦っていました。しかしシリウスでは違います』

中村『兵器を使わないのか?』

天恵『使ってはいますが主に力術を使用しています』

中村『ゆにーくあーつ?何だそれ』

天恵『力術とはシリウスの人々が持つ技です。技といっても超能力のようなものですかね』

中村『力術の中に発光とかあってそれが明るくしている要因ということか?』

天恵『そういうことです』

中村『なるほどな』

天恵『はい。そして貴方にはシリウスで戦ってもらいたいのです』

中村『戦う?この俺が?』

天恵『はい。』

中村『でも俺は死んだんだぞ。どう戦えっていうんだ?』

天恵『転生です』

中村『転生......?』

天恵『はい!貴方は暗影連盟の幹部と接触した唯一の人です。こんな逸材を放っておけるわけないです!』

中村『転生するのって痛いか?』

天恵『はい?』

中村『俺痛いの嫌なんだよね』

天恵『痛いのが嫌ですか。承知しました。それでは転生の準備ができたら言ってください』

中村『準備は万端だ。いつでもいける』

天恵『承知しました。それでは行います』

『時空の扉よ、我が魂の願いを受け入れよ。過去の因果を清め、新たな宿命の地へと転生せよ。汝、古き身を捨て、新生の契約に応じるべし。異なる命の中で、再び息を吹き込み、新たな道を歩め』

呪文を唱えると中村の目の前に扉が現れた。

天恵『この扉に入ると新たな生命へと生まれ変わります』

中村『天恵さん、ありがとう。俺行ってくるよ』

天恵『はい!健闘を祈ります』

中村『中臣、坂本ちゃん。行ってきます』

中村は扉へ入った。何か新たな扉が開き、別の記憶が見えた気がした。

中村『何か眩しいぞ』

中村の目の前には男性と女性の姿があった

男性「綾香、元気な子が生まれたぞ!!」

綾香「うん.....!!可愛い子だね....!!!文也、この子の命名式を行いましょう!!」

文也「そうだね綾香。俺たちの子供の命名式をしよう!!」

中村『そうか。この人たちが俺の親か』

綾香「ねぇ文也、さっきからこの子泣いてないよね..........」

文也「確かに。大丈夫なのか?」

中村『やべえ、泣かなきゃなのかよ』

「オギャーオギャー」

中村は元気よく泣いた

文也「よかった!泣いたぞ!!」

綾香「そうね!!元気そうでよかった!!!!」

文也「儀式の間へ行こう!!」

綾香「うん!!!」

中村『こりゃ喋る年齢まで大変だぞ。あの天恵ってやつに聞いておけばよかったな』

??『おいおっさん、ちゃんと泣かないと転生者だとバレるぞ』

中村『何者だ!!!!』










To Be Continued

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