4話 いざ、異世界へ!!
「女神様!3年間ありがとうございました!!」
『いえいえ!私の訓練はかなりきつい方だと思うんですけど、直樹さんもよく3年間もついてこれましたね!!』
確かに女神様の訓練はかなりのスパルタだった、基礎体力をつける訓練から始まり、体術、剣術を学んだ。
次に魔法を使う訓練が始まった。
まず、体内の魔力を感知することから始まり、限界まで魔力器官を使用することで使える魔力量を伸ばしていった。
かなり根気のいる訓練だったが、元の世界に魔法の概念が存在しなかったため、楽しみながら訓練ができた。
3年が経つ頃には俺は、あらゆる種類の魔法を使用できるようになり、体術、剣術もそこそこ使用できるようになった。
しかし、たった3年そこらでここまで剣術や体術が使えるようになるとは思えない、疑問が浮かび、女神様に聞いてみた。
『ああ、それはですね!この神界では武術や魔術の習熟度が10倍になるんですよ!!
つまり貴方は30年間修行したのと同等の武術レベルなんです!!』
はえ〜、すっごい便利。
「では、そろそろ向かいます。今までありがとうございました!」
『はい!良い旅を!!』
視界が真っ白になっていき、気づくとのどかな平原に立っていた。