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ダンジョン生活~魔族のダンジョン~  作者: 美愛(みあ)
第1章
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第1章 第2話 初めてのダンジョン作り

戦闘シーン書くの下手です。ご了承ください。

ヴィオ:「話を戻すが、Gランクモンスターは他にどんなやつがいるんだ?」

シオ:「私が知ってる限りだと、スケルトンとグリーンスライムかな。グリーンスライムは弱いけど倒すのは厄介だね。打撃吸収を持ってるから、魔法を使えば簡単に死ぬけど、ゴブリンじゃ倒すのに苦戦すると思うよ。スケルトンは骨だからゴブリンの攻撃が当たればすぐ勝てるけど、スケルトンの剣には注意しないといけないね。」

ヴィオ:「もしかして、俺が魔法を覚えればグリーンスライムも簡単に倒せるのか?」

シオ:「いや、そもそも実体のない私達は手出し出来ないよ。」

何を言ってるんだ。今現にシオに触っているが、触っている感触もあるのに実体がないとはわけがわからない。

ヴィオ:「実体あるから今シオに触ってる感触があると思うんだが。」

シオ:「それは、精霊界の感触介入のおかげだよ。魔族も精霊と同じところにいるからね。精霊界の相手なら触れてる感触もあるし、ダンジョンも精霊界と現実世界の両方のものだがら、地面に足がついてる感触があるんだよ。だけど、ダンジョンの中にいる人間や魔物は精霊界と繋がりがないから手を出せないというわけ。」

なるほど、ダンジョンから出れない理由も精霊界の外側になるからか。

ヴィオ:「なら、ほかのダンジョンはどうやって攻めてくるんだ?」

シオ:「それは自分の所の魔物は現実世界のものだから、魔物を使って攻めてくるんだよ。魔物は自分の手足と思ってくれるといいかな」

シオ:「とりあえず最初の1年はゆったり強くしていけばいいよ。あと、精霊界に来た時点で私達はもう歳をとらないからね。」

てことは、シオはズットこの姿ということか。それは嬉しいな。

シオ:「折角ゴブリンを召喚したんだし、部屋に配置しないと。」

ヴィオ:「部屋の説明とモンスターの配置の仕方を教えてくれ。」

シオ:「まずそっちの机の上に端末があるでしょ?その端末を使ってモンスターを置きたい階を選択した後に部屋を選んでね。今の時点では2階層の縦6m横6m高さ4mの部屋が縦に5つ連なってるだけだけど、これもDPを使えば階層を増やしたり、部屋を増やしたり、広げたりできるよ。」

この技術すごいな...

シオ:「今は1階層の入り口から3番目の部屋にゴブリンを設置しとけばいいかな。端末の右側に表示されている魔物を選択して1階層の3番目の部屋に置けば配置できるよ。」

配置した瞬間、ゴブリンが光に包まれて消えた。

ヴィオ:「なるほど。これで無事に配置出来たってことか。」

シオ:「モンスターの様子は目の前のスクリーンで確認できるよ。」

そこには確かに部屋にいるゴブリンの姿が映っていた。

シオ:「モンスターのいる部屋を自動で映すようにしてるけど、手動でどの部屋でも見れるよ。」

これはすごい便利だ。

ヴィオ:「じゃあ入り口の部屋も映しときたいんだが、どうやって使えばいい?」

シオ:「端末から部屋を選択して、スクリーンに映すを選べばできるよ。」



そして4日後...


シオ:「ふぁぁ...」

シオは相変わらず起きるのがおそい。なので俺の方が先に起きる。そのため、4日もするとシオの可愛い寝顔にも慣れてきた。

しかし、シオの行動でたまに胸が締め付けられるように感じる時もある。シオの寝起きもそのひとつだ。うん、これシオに恋してるね。これから一緒に暮らしていくのにどうしよ。そもそも精霊って結婚とかの概念ってあるのかな?いやいや、そんなこと考えても仕方ない。今から少しずつ振り向かせればいいのだ。結婚なんて概念がないなら作ればいいわけだし。

ヴィオ:「おはよ」

シオ:「おはよ」

ヴィオ:「今日も暇だね」

シオ:「今日はしりとりしよ!」

ヴィオ:「それ一昨日もやったじゃん」

まあ、こんな調子でグダグダして生活しているわけだが、それも仕方が無いわけで、この4日間1度も魔物が攻めてこない。DPも毎日10ずつしか増えないので大してダンジョンも強化出来ず、とても暇なのだ。

ちなみに現在53DPである。

シオ:「そうだ。あと2体Gランクモンスターを召喚しようよ。」

ヴィオ:「そうだな。」

光から出てきた2体は...ゴブリンとスケルトンだった。

シオ:「今のところグリーンスライムを引いてないなんて運あるね。」

ヴィオ:「そうだな。今度はどこに配置しよう?」

シオ:「最初のゴブリンの部屋にまとめて配置すればいいと思うよ。」

シオの意見に従って1階層の3番目の部屋にスケルトン1体とゴブリン1体を新たに配置した。


それから数時間後...


シオ:「ハイオーク」

ヴィオ:「クラーケン」

シオ:「あ、"ん"で終わったからヴィオの負けー。」

これを聞けば分かるだろうが、魔物の名前縛りしりとりをしていた。まあ、負けた理由は分かるだろう。シオが勝つと嬉しそうな顔をするからだ。

シオ:「敵が来たよ。」

慌ててスクリーンを見るとスライム1体とスケルトン1体が入口にいた。

うん、絶対勝てる。

ヴィオ:「安心して見てられるな。」

シオ:「まあ負けることは無いよね。」

2体は3番目の部屋到着後、すぐに倒した。

一方的だった。

こちらのゴブリンがスケルトンが剣を動かすより早く棍棒を動かして頭に一撃入れて撃退、スライムに対してはこちらのスケルトンが剣で何回か切ったら撃退できた。

ここで知ったことだが、ダンジョンで死んだ魔物は光となってDPに変わるようだ。それぞれ10DPで合計20DP得た。

シオ:「初陣だったけど安定して勝てたね。」

ヴィオ:「あんだけの戦力があれば当たり前だけどね。もしかして、魔物を増やしたから敵が来たってことはないよね?」

シオ:「んー。そんな情報は知らないけどなぁ。4日間攻められてなかったのに、急に攻められたっていうことはあるかもしれないね。」

魔物1体で1日分のDPになるのはおいしいな。

出来れば魔物にはたくさん来てほしい。そう思った。


ダンジョンが出来てから1ヶ月後...


今まで来た敵は、ゴブリン8体、グリーンスライム12体、スケルトン13体でこちらの損失はグリーンスライム1体のみ。

Dランク召喚を20回して、グリーンスライム5体、ゴブリン8体、スケルトン7体が出た。

Fランクになった時のために153DP残してる。

配置は、

1階層が最初の部屋にグリーンスライム2体とゴブリン1体。

次の部屋にゴブリン2体とスケルトン1体。

その次の部屋もゴブリン2体とスケルトン1体。

その次の部屋がグリーンスライム1体とスケルトン2体。

その次の部屋がグリーンスライム1体とゴブリン1体とスケルトン1体である。

2階層は1番最初の部屋がゴブリン2体とスケルトン1体。

次の部屋もゴブリン2体とスケルトン1体。

あと3部屋は空室である。

1ヶ月経ってもダンジョンランクが上がる様子がない。最近は歳を取らないから焦ってダンジョンのランクを上げなくていいかなと思い始めた。


ああ、なんでグリーンスライムを1体失ったかって?

敵にゴブリン1体とスケルトン2体が来た。当時は1番最初の部屋にグリーンスライム1体とゴブリン1体を配置してた。戦闘開始直後に敵のゴブリンが上から棍棒を振ってきたのを味方のゴブリンが横に回避して、敵のゴブリンが反動を受けている間に顔を横から棍棒で殴って、敵のゴブリンを倒した。しかし、その間に敵の2体のスケルトンと戦ってたグリーンスライムは体当たりして抵抗したもののスケルトンは意に介さず、グリーンスライムを何度も剣で攻撃してきたため、打撃耐性があるとも受けきれず死んでしまったのだ。

まあ、言っちゃえばグリーンスライム弱すぎる。スケルトンとゴブリンがGランクならグリーンスライムはG-ランクくらいに感じてしまう。


所持DP:153


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