生憎と私は、ここで生きています
初めましてです。どうぞ宜しく御願い致します。
私は、最上遼子。あだ名は、モコさん。34歳の喪女です。数少ない友人達は、早々に結婚だ、子どもだと忙しそうにしており、職場の人からは「恋人は?結婚は?」と聞かれなくなりました。両親も『冷たい』を通り越して『哀れみの目』で見てきます。
でも大丈夫!私には、ラノベ小説があるから・・・。
数年前にネットサーフィン中に見つけたラノベ小説。暇つぶしに読んだら、案の場ハマッタ、マジでどっぷりハマッタ。それからは、色々読み漁り、異世界転生ものからはじまって、悪役令嬢にRPG、チート転生、ファンタジー、ドロドロ愛憎劇、そして行き着く先は、BLまでありとあらゆるライトノベル読みましたとも。毎日忙しいわ~、だって新作はいつもそこにあるもの♪
今更だけど、大学卒業後に就職した病院の医療事務。あれが失敗だったなぁ~。
就職先は、まさにブラック企業ど真ん中。今なら言える、『そこに就職は辞めておけ!!もう少し就活をがんばれ!妥協するな!内定をもう一つくらいは取っておこうよ!!』と言いたい。もう遅いけど・・・。
仕事は、救急病院の医療事務で、早出、日勤、遅出とシフト制だったけど、始発出の終点帰宅。仕事の量が減らない。ほんとっっに減らない。上司にヘルプを出しても「がんばれ」しかない。いつも空には瞬く星と月。太陽見たのはいつでしょうか?休みの日は寝るだけの生活を1年。
翌年の新人さんを迎えたときには、立派な廃人になっており、そのままうつ病にて休職。仕事の復帰の目途が立たず、泣く泣く退職・・・。ほんと短い社会人生活1年と半年。お疲れ様でした。
お局のいじめ、先輩・同僚とのキャットファイト、心無い嫌味の応酬やマナーのなってない患者、ゴロツキのような患者の相手、過労じゃなくても、いつかは心を病んでいたと思う。
結局、社会復帰するのに3年ほど掛かったし、通院と投薬治療は、しんどかったな・・・。就職して1年半で貯めた金も底を尽きて、実家にお世話になったままです。再就職もなかなか出来なくて、本当に大変だった・・・。
現在は、小さな会社のゆるゆる事務員さん。ボーナスも無いけど、時間はきっちり九時六時だから病院に比べれば天国です!
さてさて、すっかりラノベ小説にハマリ日々ネットや紙媒体で読書・休みの日も読書・通勤中も読書・ビバ読書!まじで趣味は読書です。本の虫ってこうゆう事?っと思ったのは、30代手前です。そのとき、本気で異世界転生・召還を考えましたわ。
もし?IFの世界ですよ!本当に!!『このまま転生?召還?されても死ぬじゃん』なんて本気で思って、色々はじめましたよ!
チートな能力が無い場合とか、こんな知識があれば!なんて考えて、薬草なら薬膳の知識があればいいかも!薬膳コーディネーターの資格ゲット!
転生ものの小説でアロマ関係を読めば、アロマテラピー検定ゲット!次は、溶接か、それとも危険物取り扱いか、何にしようか~♪石鹸の作り方や料理も出来たほうがいいよね~♪お料理教室さがすか~なんてのほほ~んとした日々を過ごしてましたらね、あっと言う間に34歳です。現実逃避という名のスパイスが時間を忘れさせていますね。
ますます今更ですが、現実世界で使える簿記や経営学、英語なんかを勉強しようよって思います。そろそろ転職しないと田舎なので、老後の生活がほんと~に心配です。結婚の予定もありませんからね、言ってて少し悲しいですよ。
転生や召還なんて夢見てましたが、生憎と私は、ここで生きてます。
拙い文章ですが、最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。