第289話
そんなドリトス様は、さくらでも使えそうな武器とハンドくんが使う武器を作っていた。
接近戦はハンドくんがするとのこと。
だからさくらには後方からでも使える武器を作っていた。
もちろん2人の主な攻撃は『強力な魔法』だろう。
そしてジタンは『何も出来なかった』。
国王代理の責務と自身の戴冠式の準備があったからだ。
そのため小さい頃に祖母から贈られた『純銀製の短剣』に神の加護を付与してもらうつもりだった。
しかし神から『下手な事はできない』と言われた。
それは強い『神の加護』を付与された物は『聖なる物』として神殿に『奪われる』可能性が高いそうだ。
それがあったため、従来付与されていた『魔除け』を『魔物除け』に。
半径10メートルの『範囲結界』を追加してもらった。
『純銀製』のため、その2つは『お守り』として付与されていてもおかしくはないらしい。
特に『範囲結界』は強力で、範囲外の『魔物の声』が届かなくなっている。
そして『攻撃対象』の魔物とは範囲内であっても『心が繋がらない』ようになっている。
そして『アイテムボックス』内に入っていても、その効果は有効だ。
神々も『さくらを守るため』に色々と考えていたのだった。




