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第284話



金ダライを頭に受けた隊長は、今までの疲れが一気に出たのか5日も眠りこんでいた。

スッキリと気持ち良い気分で目を覚した隊長は、眠っている間に『奴隷商人襲撃未遂事件』もスッキリ片付いていたことを知った。



「ヒナルク様がすべき事をご指示下さいました」




副隊長は隊長が倒れてしまったため、ヒナルク様が『何を警戒しているか』が分からず宿へ訪ねて行った。

そこで『すべきこと』を聞かされた。


神殿の警備を強化して、少女たちの保護と彼女たちへの接触を『最小限』に。

そして『神官の家族の確認』も忘れずに。

いくら『神に仕える者』と言っても、家族を『人質』にされたら?

『他者』と『家族』を天秤にかけられたら『家族』を取ってもおかしくないだろ?


ヒナルク様の指示に従った結果、『家族の所在が分からない神官がいる』ことが分かった。

その神官を問い(ただ)している時に、まだ幼児である『神官の甥』が『瑠璃紺(るりこん)』色の髪をした『見知らぬ少年』に抱かれて家族の(もと)へ無事帰ってきた。

家族が喜んでいる間にその少年は姿を消したため何処の誰かも分からないらしい。

それを聞いて号泣した神官の証言で飛び込んだアジトでは、10人近い男たちが昏倒した状態で縛られて床に転がっていた。


『神官の甥』が救い出されたのだ。

犯人が『どうなっているか』なんて分かりそうなものだった。

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