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第283話



フム。久しぶりにやりますか。

(かな)ダライ』の魔法!


ガッコーンッという(にぶ)い音が響いて、金ダライは瞬時に姿を消した。

隊員全員の目が一瞬で隊長に向いたが・・・残念ながら、隊長の『おめめ』も白目をむいちゃっていました。



「あーあ・・・」



私の声と同時に、椅子に座ったまま後ろへバッターン!



「「「「「たいちょーーー!!」」」」」



おお!

隊員がわらわら〜と集まってきたよ。

何処(どこ)ぞかの『隊長』と違って慕われているんだね〜。



「疲れ過ぎか?」



さっきも『簡単なこと』が分からないくらいに頭が働いていなかったし。

そう言ったら「なにを・・・」と聞かれたから「此方へ向かっている奴隷商人を襲って成り代わり、神殿に匿われている少女たちを口封じのために殺そうとしてる連中が昼前に町を出た」と教えてあげた。



「ありがとう御座います!」


「すぐに手を打たせて頂きます!」



その場にいた隊員全員から敬礼されたから「じゃあ頼むよ。隊長は少し休ませてやれよな」と言って手をヒラヒラさせながら詰所を出た。

この大陸の『敬礼』って、ジタンがやってた『心臓をささげよ』状態で腰を折るんだよ。

あれを見る度に『サビの部分』が頭を(よぎ)るのは仕方がないよね?







さ〜て。

このあとはどうすんべ?



『一度、宿に戻って来てください』



ん?なんか『問題』でも起きた?



『はい。お昼を食べ忘れているお(バカ)様がいらっしゃいますから』

『残ってしまったお昼ごはんとデザートは誰に食べてもらいましょう?』



戻る!

今すぐ戻るから!

だから『誰か』にあげちゃダメー!








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