第263話
雑貨屋の近くでアクセサリーショップを発見!
店内に入ろうと近寄ったら、ハンドくんたちに強引に止められた。
仕方がないから店の前を通り過ぎる。
その時に窓から見えた店員が『鑑定』で『罪名:強盗』となってた。
・・・盗んだアクセサリーを販売してる店なの?
『全品ではありません』
『分解・加工もしています』
・・・私のブレスレットって。
『垂涎の的ですね』
『腕を切って盗まれますね』
『もちろん。そんなマネさせませんけど』
買う人がいるから売る人もいるんだよね。
・・・アレ?
私の『羽衣』ってバレたらヤバい?
ちなみに今日は曇天だからアイテムボックスの中だ。
『抜かりなく』
『情報が漏えいする前に全員『檻の中』です』
『昨夜のうちに『鑑定石』で全員の犯罪が確定して、明け方には『犯罪奴隷』として奴隷商人に売り渡されて『別の町』に向かいました』
『奴隷を売買する『奴隷市場』はこの町にはないので』
犯罪仲間に連絡を取ったり、奴隷先で喋ったりしない?
『奴隷には『隷属の首輪』と呼ばれる首輪がはめられています』
『何らかの理由で主人が変わった場合、新しい主人に情報を流さないためです』
『『犯罪奴隷』の場合、奴隷商人に引き渡される時に『日常生活に必要な情報』以外すべてが消去されます』
・・・親兄弟の記憶も?
『もちろんです』
『犯罪を犯した『バツ』なのですから』
でも『青髪の女』以外は年端もいかない『子供』ばっかりだったじゃん。
『高値で売れるようですよ・・・『性的』な方面で特に』
『男でも女でも関係ないようです』
『小児性愛の主人の場合、『恋愛対象範囲外』の年齢になったら、買った値段以上で奴隷商人に売ります』
『『性技』を覚えた奴隷は高く売れますから』
詳しいねー。
『はい。ちゃんと調べましたから』
下調べは大切です。




