第258話
翌朝、1階に降りたら疲れた表情をした宿屋のオッチャンとザーニたちに迎えられた。
どうやら勝手に武器を選んで持ってきていたらしい。
ただ、宿屋のオッチャンがくい止めてくれていたため2階に上がれなかったようだ。
オッチャンGJ!
「先に飯を食え」とオッチャンに促され、カウンターに座る。
ワンプレートのモーニングだった。
トーストにスクランブルエッグ、ソーセージにサラダに果物。
そして『おかわりし放題』のコーヒー。
この地方では定番のモーニングらしい。
うーん・・・ヨーグルトが食べたい。
『用事が終わったら一度戻ってください』
『ヨーグルトを用意します』
うん。ありがとう。
食後にザーニと武器屋のグラハムに「待ってました!」とばかりに相手をさせられた。
アイテムボックス化した、スマホを横にしたような大きさのポーチを渡されて『目録』を見せられた。
そして、目録に書かれた武器の説明を受けてからポーチごとくれた。
お礼を言って快く受け取る。
武器の代金はやはりザーニが支払ったらしい。
そしてポーチはグラハムが支払ったそうだ。
『アイテムボックス』化したポーチは結構高額で、それひとつで『家が1軒買える』とのこと。
ザーニの店で売ってるのかと思ったら『雑貨屋』があるらしい。
2人からは雑貨屋の場所を聞き出した。
よし!今日はそこへ買い物に行こう。




