第257話
腰から外されたポーチは枕元に置かれている。
そのポーチからホルスターに入れた銃を取り出す。
マガジンの穴に私が精製した魔石をあてたらすんなり吸い込まれた。
どうやら『際限なく』魔石をチャージ出来るようだ。
マガジンをグリップに戻して握ってみる。
私の手にフィットしてて、特に不具合は感じない。
『試し撃ちは『無人島』でしてください』
今はしないよー。
ただ『私の魔石』でも使えるのか試したかっただけだもん。
この判断を、翌日少しだけ後悔することになった。
『そろそろ『おもちゃ』は片付けて下さい』
ハンドくんがプリンアラモードを出してくれたので、銃をポーチに片付けて食後のデザートタイム。
その間に、ハンドくんたちがコソコソしてるけど・・・
「何してるの?」
『先程の『残党』がこの近くを彷徨いていたので、気絶させてからまとめて詰所前に放り出してきました』
『これで明日も安心してお出かけして頂けます』
「ありがとう」
私の安全は、ハンドくんたちの『手』で守られているんだなー。
武器や防具を見ても、セルヴァンやドリトス、ヨルクとジタンに守られてるし。
創造神がくれた『銀板』も、私を守ってくれてる。
みんなに感謝だ。




