第252話
ところでザーニは何しに来たんだ?と思ってたら、この2人『幼馴染み』らしい。
それで、私にくっついて来て文字通りの『冷やかし』をしたかったらしい。
っていうか『店の騒動の鎮静化』を放棄してまで、ついてくる必要があったのか?
・・・ああ。『面倒事』から逃げてきたのか。
まあ、装備屋っていわば『防具屋』だったし。
2人のじゃれ合いも、「武器の方が」「いやいや。うちの装備が」など『矛盾』の語源になった昔話のような内容を討論してる。
ハイハイ。お互いの『一流品』をぶつけ合って砕いて下さい。
2人は放っといて、店内に飾られている武器を見ていく。
モーニングスターとかゲームで見聞きした武器名も発見した。
・・・・・・で?
なんで『コレ』がここにあるのかな〜?
『欲しいです』
・・・だろうね。
「ああ!お気に召された武器が御座いましたら申し出て下さい。私がすべてお支払い致します!」
「あ?いや良いですよ」
「いえ。重ね重ねご迷惑をおかけした『お詫び』です!」
断ってもしつこく食い下がる。
「コイツはガキの頃からしつこいから『お詫び』をするまで付きまとうぜ」
「・・・めんどくせー」
「だろ?」
なんか勝手に武器を選んでるし。
なんで店主も一緒に選んでるかなー?
・・・それも張り合ってるし。




