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第250話



ザーニに問い詰められた青髪従業員の自白だと、やはり私の『肩布』が目当てのようだ。

彼女は途中から店内に入ってきたとかで、私が「『肩布との交換で上着をお礼に貰った』と勘違いした」と言い訳していたけどね。


『本当のこと言ったら?』魔法を発動。

これは『自白』を促す魔法で「本当は?」と聞く時に魔力を込めれば発動する単純な魔法。

日本では『(コト)の葉』という、昔からある『不思議』のひとつだ。


その魔法で「肩布を手に入れたら盗品オークションに高値で出品する」つもりだったとスンナリ自白した。


警備隊に連行される青髪従業員を『スリ集団』が遠巻きに見てる。

ああ。彼女が『内通者』だったのか。

だから『今日』を選んでザーニの財布をスったんだな。

私を武器屋に迎えに来たのは『警備隊長』の肩書きが付いていたが、今も私の従者よろしく近くで控えている。


「ご迷惑をお掛けしました」と頭を下げてきた隊長に小声でスリ集団と『内通者』の話をして「あとは任せるよ」と伝えたら、すぐに動いた。

そりゃあ『手柄が増える』んだから張り切るよね。

鑑定で、子供たちが次々と『捕縛』表示に変わっていくのを確認。


彼らには心の中で『合掌』してあげた。

だから『少年少女スリ合掌団』って名前をつけてあげたんだよ。


それなのに、数人は逃げ切れた様子。

捕まった連中は『鑑定石』で真偽を調べられるらしい。

露天商と違うのは『子供だから大人が怖くてウソを()いた』可能性を問われるからだ。

鑑定石で調べられたら、『言い逃れ』は出来ないよね。




ザーニに「じゃ。買い物の途中だったから」と伝えて店を出ようとしたら「武器屋まで送らせてください」と言ってきた。


・・・まあ。それで気が済むならいっか。




チャララ〜というBGMとともに『真偽鑑定(それマジ?)』の魔法と『真偽鑑定士』の資格を得た。




ちなみに『魔法』は私。

『資格』はハンドくんだ。






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