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第223話




神々は『神の館』で思い思いに過ごすようになった。

主に植物を愛でたり、二階の『執務室』以外の部屋でゆったりとした時間を過ごしていた。

それでも『さくらの部屋』のリビングで過ごす神が大半だったが。

ただ、今までと違うのが『精霊』たちも姿を見せるようになっていた。

彼らはドリトスたちの存在を『神に認められし者たち』として認知している。

何より『精霊王の愛し子(さくら)』が彼らを『求めている』のだ。

彼らを認めないという事はさくらの存在も『認めない』と同じことになる。


精霊たちにとっても『さくらの存在』は特別だった。

精霊の多くは自然豊かな『コーティリーン国』に住んでいる。

しかしエルフ族は精霊たちの存在を敵視しており、同じ土地にいながら争いを好まない精霊たちは隠れ住んできたのだ。

それが最近になって『天罰を受けていないエルフ族たち』がエルハイゼン国の隣に出来た施設に移された。

そのため精霊たちは『隠れ住む必要』がなくなって姿が目撃されるようになったのだ。

そんな彼らの存在に初めは戸惑っていた他国も、さくらが目を輝かせて「会ってみたい!」と話したことを知り態度を変えた。




さくらは神々の計らいで、すぐに精霊たちと会うことができた。

さくらは精霊王たちとは『神の館』で対面した。

応接室と同じ1階にあった『謁見の間』で。

初対面の相手とはそちらで会ったほうが良いというさくらの希望だったからだ。



「さくらと申します。この世界に来た(わたくし)の看病のために幾度も付き添って下さりありがとう御座いました。挨拶とお礼が遅くなり、大変申し訳御座いません。本来でしたら此方(こちら)からお伺いしてご挨拶すべき事ですが、私の我儘でご足労頂きましたこと大変感謝致しております」と立位で挨拶をした。





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