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第195話



ジタンの執務室でヨルクはアタマを抱えていた。

数時間前に投獄された男たちが、先日さくらの『外出』時にさくらに目をつけ『さくらをかどわかして人身売買をしようと計画していた』ことを教えられたのだ。


・・・ハンドくんたちに。



ヨルクがアタマを抱えている理由・・・それは『ハンドくんの怒り』が尋常ではなかったからだ。

それはそのまま『神々の怒り』でもあった。




そして問題がもう一つ。



ハンドくんたちの怒りの最大の標的が『獣人族の男』であり、それは『セルヴァンを敵視している熊種』なのだ。

『セルヴァンがまだ族長の時に怒気を放っただけで部下が目を回して倒れた』という話が有名だが、檻の中に捕らえられている熊男がその張本人だったのだ。

それまでは同族からも嫌悪されている凶暴な『熊種』だった。

しかしその『無様な格好』は笑いの種になり熊種の評価を落とし信用を失墜された。


城下町でさくらが熊男たちに執着されたのは『偶然』だろう。

さくらは『少年の姿』だったのだから。

人身売買目的なのか『手元に置いて寵愛する』つもりだったのかは分からないが。


だが今朝の騒動は『セルヴァン』に対して起こしたと思われる。



「それで?ハンドくんたちは『どうするつもり』なんだ?」


さくらが『狙われた』のだ。

ハンドくんたちがこのまま許すハズがない。



【 神には許可を貰ってあります 】





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