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第104話



2人はこの『貴賓室(さくらの部屋)』と同じ最上階にある、寝室とリビング付きの部屋を各々(おのおの)与えられた。

それまで使っていた室内に置いていた私物などは、ハンドくんたちが新しい部屋へ移動させてくれた。

実はヒナリとヨルクにも、同じ階の部屋が別々に与えられている。


・・・これで最上階には『空いている部屋』がなくなった。


ハンドくんたちが部屋や廊下の掃除などを一手に引き受けると申し出てくれたため、好意を受けることにしてある。

これがハンドくんたちの『経験値』になるため、任せることにしたのだ。

更に『屋上庭園』の世話はハンドくんたちがするが、ヒナリやヨルクも手伝うらしい。

「さくらの『好きな場所』を守るため」らしいが、翼族は基本的に自然が好きだ。

この屋上庭園を2人も気に入っているのだろう。


それによって、王城に務める者たちが上がる必要がほとんどなくなった。

ハンドくんたちは最上階全体に結界を張れることになった。

そうすれば、今朝は未遂で済んだが『聖なる乙女たち』によるさくらへの『襲撃(ニアミス)』は避けられるだろう。

侵入者からもさくらを守ることが出来る。

ジタンを招く以外は、結界を張りっぱなしに出来るのだ。


・・・ジタンの来訪をよく思っていないハンドくんたちが、ジタンの来訪をスルーする可能性もあるが。



そして2人は知る(よし)もなかったが・・・

神々が彼らに存在を隠す必要がなくなったため、以前同様リビングに居座るようになるのだった。


逆にさくらが1階の温室へ行く時は、ハンドくんたちが廊下に『人払い』の魔法を使い、温室自体には結界と『覗き防止』の魔法が張られることになった。




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