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山菜クラシック  作者: 紺 無月
1/4

ダメージ



「うわぁ……」


呪いのメモ……私は頭を抱えた。脳内ヘルスポイントがなくなる。昏睡する程のダメージを、与えられたような気持ちだ。例えるならば。生きるのが辛くなる。山菜、クラシック。


ーーショパンとドビュッシーを聴きながら自分が走り書きした二年前の文字を、解読するためのマジックポイントがーーーー足りない。


読むだけで気力が圧倒的にゼロになる、このメモとこのタイトルを解読しなければ……。呪いのメモ自体を、処分することが出来ない。

山菜とは、なんのことなのだ。



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