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第7話 フェステの街!

やっとの事で街に来れました!

いつもより長めです。

なんかあっけなく名前決まってきまったがそれはいいとして。


「着替え終わった?」


「はい。もう大丈夫です。」


「じゃあ行こうか。」


「この洞窟から出て北に真っ直ぐでしたよね?」


「うん、そうだね。」


「魔物、大丈夫でしょうか…」


「うーん、ここに来た時もあんまりいなかったし大丈夫だと思うよ?」


「そうだったんですか。それじゃあ行きましょう。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


洞窟から出て約2時間が経ちようやく街が見えてきた。


「やっと見えてきたね。」


「結構歩きましたね。でもあんまり疲れてないです。」


「こっちに来た影響で身体能力が上がったのかな?」


「多分そうだと思います。前はこんなに歩いたらクタクタになっちゃいましたから。」


談笑しながら少し歩くと街についた。


「思ってたより大きい…」


「ですねぇ。」


10m位はある壁に2人で驚いていると


「見ない顔だな。お2人はこの街は初めてかい?」


門番らしい人が話しかけてきた。


「ええ、そうなんです。」


「それじゃあ驚いただろう。ここに初めて来る奴らは皆口を開けて驚くんだ。2人は旅人かい?」


「はい、東の方から2人で旅をしてきたんです。」


「東の方かぁ。女2人じゃ大変だっただろう。」


ふふふ、ただ2時間近くダラダラ歩いていた訳ではないのだ!こういう時のために2人で色々と設定を考えていたのだ。


「ええ、まあ。」


「それにしても旅の割には荷物が少なくないか?」


おっと、少し怪しまれてしまったかな?


「そうなんです。野営をしている時に夜盗に会ってしまって、必要最低限は守れたのですが他の荷物は…」


少し落ち込みながら言うと


「そいつは、大変だったな。おっと、それじゃあ身分証を見せてくれるかい?」


黙っていたもう1人の門番につつかれて身分証の提示を求めてきた。勿論そんなものは無い。しかし!ここでさっきの設定が役に立つ。


「その、身分証は夜盗に盗まれた荷物に入っていて…」


「そうだったのか。それじゃあ街に入るのに銀貨1枚ずつかかるんだが大丈夫か?それと、身分証は街に入ってからギルドへ行って作るといい。」


結構あっさり信じてくれた。この人、いい人なんだろうけど色々と大丈夫なのかな?


「はい、それは大丈夫です。分かりました。」


そう言い銀貨を2枚渡す。


「はいよ。確かに。それじゃあ…」


まだ何かあるのかな?


「フェステの街へようこそ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


門番の2人と別れて今はメインストリートらしい場所にいる。


「それにしても人が沢山いるなぁ。」


「そうですねぇ…そういえばギルドって何処にあるんでしょうか?」


何処にあるのだろう聞くのを忘れていた。


「人に聞い「くぅぅー」てみようか。」


音がしたので高嶋さんの方を見ると


「ち、違うんです!。昨日、1日何も食べてなかったからで、いつもはお腹なんて鳴らないんです!!!」


と顔を真っ赤にしながら言ってきた。


「う、うん。まぁ、もうお昼だし屋台で何か買うついでにギルドの場所聞こうか。」


「はい……。」


高嶋さんは顔を赤らめて俯きながら返事をしてきた。余程、恥ずかしかったのだろう。


「おじさん、その焼き串3本頂戴。」


「あいよ!大銅貨3枚ね!お嬢ちゃん達、美人さんだねぇ!ほら、1本オマケだよ!」


「ありがとうございます!ところで、ギルドって何処にあるんですか?」


高嶋さんに2本渡しながらギルドの場所を聞くと


「お嬢ちゃん達は冒険者なのかい?」


「まぁ、そんな所ですね。」


「若いのに凄いんだねぇ。おっと、ギルドはこの通りを真っ直ぐ進んだ所にあるよ!」


「そうなんですか。ありがとうございます。」


「おう!また焼き串買ってくれよな!」


「分かりました!」


屋台のおじさんと別れギルドに歩いていく。お、この焼き串、甘辛くて美味しいな。なんの肉だろう。


「高嶋さん。この肉ってなんの肉?」


「ちょっと待ってください。…えっと、森蛇フォレスト・スネークのお肉だそうです。」


「へぇー。蛇肉は初めて食べるけど美味しいね。」


「はい。思ったより癖が少なくて鶏肉に近いですかね?」


食べながら歩いていると、


「あれが冒険者ギルドですかね?」


入口の上に剣と杖が重なったマークのある大きな建物が見えてきた。


「多分そうじゃないかな?それじゃあ入ろうか。」


「はい!」


扉に手をかけ開く


キィ…


扉が開くと今まで談笑していた人達が一斉にこっちを見た。

高嶋さんは少し怖がっているみたいだが特に気にすること無く受付らしき所に行く。


「冒険者ギルドへようこそ!今日はどの様な用事で?」


「えっと、冒険者になりたいんだけど…ここにいる2人で。」


「分かりました。ではこちらの用紙をお書き下さい。」


「はい。」


用紙には名前、種族、戦闘タイプ、スキル、魔法属性を書くらしい。


「この戦闘タイプって言うのは?」


「そこには剣を扱うのでしたら剣士、魔法を扱うのでしたら魔法使い等とお書き下さい。」


いわゆる職業みたいなものか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【名前】

シルヴァ

【種族】

普人族

【戦闘タイプ】

魔法使い、剣士

【スキル】

双剣術、体術

【魔法属性】

氷、風

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


この様に書いた。無詠唱はレアっぽいし、魔法属性はどれ位が普通か分からないから2種類しか書かないでおいた。勿論、種族は普人族にしておいた。


「出来ました!」


どうやら高嶋さんも出来たようだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【名前】

シズノ・タカシマ

【種族】

普人族

【戦闘タイプ】

弓使い

【スキル】

短剣術、弓術、千里眼

【魔法属性】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前もこの世界で通用するようにしてあるし、スキルも最低限のやつしか書いていない。


「あの、魔法属性が分からないのですが。」


「それはこちらで調べることが出来ますのでこっちに来て下さい。シルヴァさんはギルドカードが出来るまで少々お待ち下さい。」


高嶋さんも受付のお姉さんも行ってしまった。暇だなぁ。そんな事を考えていると。


「おいおい、ここはガキの遊び場じゃねーんだぞ。お前みたいなチビはお家に帰ってママのおっぱいでも吸ってな!」


なんか絡まれてしまった。



テンプレですね。


ブックマークありがとうございます!


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