第6話 戦利品獲得
すいません前回街に行くと言いましたが行けませんでした。
本日2話目です。
お!この黒のローブ結構しっかりしていていいかもしれない、これも貰っていこうかな。ん?この白いのは仮面かな?顔全体が隠れるタイプのやつだ。一応貰っとこ。
「えーと、何をしているんですか?」
「ん?何ってお金とか装備を貰おうかと思ってね。」
「それって犯罪なんじゃ…」
「まぁまぁ、お金が無かったら暮らしていけないよ?それに、ずっと制服のままじゃいられないでしょ?」
「それは、そうなんですが…」
「でしょう?それじゃあこっちにある装備鑑定していってくれない?」
「はぁ…分かりました。」
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という訳でこれが戦利品です!
・大蜘蛛のマント×2
・旅人の服×3
・鉄の剣×3
・黒狼の短剣
・鉄の槍×5
・狩人の弓
・鉄の矢×12
・白の仮面
・周辺の地図
大蜘蛛のマントと旅人の服は1着ずつ分けて、黒狼の短剣と狩人の弓、鉄の矢は高嶋さんの物になり、残りは私の分になった。
後はお金だけど、高嶋さんに鑑定で調べてもらったら、お金の価値はこれくらいらしい。
銅貨:10円
大銅貨:100円
銀貨:1000円
大銀貨:1万円
金貨:10万円
大金貨:100万円
白金貨:1000万円
アジトにあったのは大金貨1枚、金貨2枚、大銀貨16枚、銀貨2枚、大銅貨3枚、銅貨5枚、日本円に換算すると136万2350円。一気に小金持ちになってしまった。
「じゃあこのお金は半分ずつにしようか。」
「あ、あの!」
「ん?どうしたの?」
何か問題でもあったかな?
「私、お金はいらないのでその、こ、これからも一緒にいてくれませんか?」
「え?それはこれから一緒に行動するって事だよね?」
「は、はい。あの…駄目でしょうか?」
「いやそんな事ないよ、そもそも最初からそのつもりだったし。」
「本当ですか!ありがとうございます!」
「いえいえ」
「じゃあ改めて、高嶋静乃と言います。よろしくお願いします!」
「えーと、……あ」
「どうしました?」
「そういえば、名前…無いんだった。」
「へ?」
それから、自分が元々は日本人だったが死んでしまい転生した事や実は吸血鬼でしたって事も話した。
「吸血鬼なんですねぇ。」
「え、驚かないの?」
「まぁ、魔法がある世界らしいので、そういうのも有りかなって思いまして。」
有りなの!?
意外と肝が座っていると言うかなんというか…
「そういう訳で名前がないんですよ。」
「じゃ、じゃあ私がつけてもいいですか!?」
「え?」
「名前です!」
「え、あ、うん」
余りの勢いに思わず返事をしてしまった。
「あの、やっぱり「シルヴァなんてどうでしょうか!」無しで…え?」
「シルヴァです!髪が綺麗な白銀なのでそれに因んで見ました!」
どうしよう物凄い、いい仕事しました!みたいな顔してる。どうやって断ろうかな…
ピコン!〈個体名を"シルヴァ"に決定しました。以降変更は出来ません。〉
「え、えぇぇぇ!!」
「どうしましたか!?」
「名前、今ので決まっちゃった…」
「よかったですね!」
そんな訳で今からシルヴァとして生きていくことになりました。ハァ…
次回こそは何があっても街に行かせます!
2017年1/24 ゴールドという単位を消しました。




