第3話 第1異世界人発見!
語彙力が欲しいです(:3_ヽ)_
まずはやっぱり魔法からでしょう。
「たしかこういうのって最初に魔力を感じなければいけないんだよね。」
目を閉じ、集中して体の中にあるだろう魔力を探す。
10分くらいだった頃
「っ!」
何かどろどろした物が体の中を流れているのを感じる。これが魔力か。
さっそく魔法を撃ってみよう。
「水球!」
すると、手の先に直径30cm位の水の球が現れそのまま真っ直ぐ飛んで木に当たった。
バキッ!
見てみると木の皮が抉れている。
「結構威力あるなー」
それから火属性以外の魔法を一通り試し、1時間経つ頃には想像した通りに魔法を使う事が出来るようになった。
「やれば出来るものだね。」
次はスキルに挑戦してみよう。
「覇者の威圧は相手がいないと使えないし、双剣術は肝心の双剣術が無い、今出来るのは体術だけか。」
実際、身体を動かしてみると身体能力のおかげもあるのだろうが思い通りに動くことが出来た。
「さて、確認も済んだ事だし脱出しますか。と、その前に街のある方向を確認しないと。」
魔法で身体を強化してから全力で跳ぶ。
「!!!」
思ったより強化されていたらしく軽く30mは跳んでしまった。しかし、そのおかげで森の先に街があるのを確認できた。
「よし、行きますか。」
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2日が経った。
歩き始めてから2日が経ってしまった。
「どれだけ歩けばいいんだ……。」
最初はよかったのだ、見たことの無い木の実や植物を見ながら歩いていて楽しかったし、途中で魔法を使ってくる熊にも会ったが難なく倒し空間魔法で保存もした。
しかし、景色が変わらない。途中で走ってみたが飽きてしまった。幸い、吸血鬼だからか疲れもしなかったのがよかったが。
飽き飽きしながらも更に歩き続けてようやく森の出口が見えてきた。
「出口だ!!!」
森を抜けるとそこには草原が広がっていた。
新しい景色に嬉しくなりながら周りを見渡していると正面から人がやってきた。
4人位いるだろうか、皆腰に剣をかけ荷物を持って歩いてくる。冒険者かな?会話に耳を傾けると
「今回の獲物は楽だったな。」
「護衛もE級レベルの奴しかいなかったしな。」
「結構金も食料も持ってたし、ラッキーだったな。」
等と話している。
「これは…盗賊かな?」
このままでは見つかってしまいそうだし隠れようとそっと後ろに下がったが
パキッ!
「あ、」
枝を踏んでしまった。
「今なんか音しなかった?」
「おい、あれ見ろ女がいるぞ!」
「結構上玉じゃねーか。こりゃあ頭にいい土産が出来たぜ。」
完璧に見つかってしまった
「いやー、今日はいい天気ですね。それじゃあ!」
なんとか誤魔化そうとするが
「おいおい、逃がす訳ねーだろ。」
「ふざけてんのか?」
「で、ですよね。」
相手を怒らしてしまい囲まれてしまった。
こうなったら抵抗するしかない。
「氷弾!」
こぶし大の氷の塊が男の腹に当たる。
「ぐわぁ!」
「こいつ、魔法使いか!」
「この野郎!よくもジョンを!」
「ぶっ殺してやる!」
当たったのはジョンなのか。
でも、ちょっと怒りすぎじゃない?
確かに攻撃したけどさ、そっちが先に剣を抜いたんじゃないか。
「氷の束縛!」
氷の蔦がが男達の体に纏わり付く
「なんだこれ!?動けねぇ!」
「離せ!」
「殺してやる!」
よし、これで身動き出来ないだろう。
それにしても最後の男怒りすぎじゃないかな?
とりあえず拘束したけど、どうしよう、これ。
そうだ!まずは魅了をかけてっと。
「さて、君たちのアジトは何処にあるのかな?」
次回はアジトに突入します!
12/1に魔法の表記を変更しました。