第2話 ステータス確認
2話目です(´∇`)
おかしい。
人間にこんな力ある訳ないし、日本には2mもある狼なんていない。
「それに…月が2つある?」
これで地球では無いことが分かってしまった。
「どういう事だ?もしかしてこれが噂の異世界転移…いや、転生なのか?」
っと考えるのは後にして、まずはこの場を離れないと、血の臭いやさっきの音でまた動物が集まってしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とりあえずここまで来れば大丈夫だろう。
でも、転生だとすると、自分は
「死んだ…のか?」
思い出してみると最後にトラックに撥ねられた記憶がある。それで死んでしまったのだろう。
「でも、今生きているからか、そんなに死んだって感じはしないな。」
この話は終わりにしよう。考えてもいい気分にはならないし。
そういえば、異世界ってことはステータスなんてものもあるんじゃないか?
「ステータス!…ってある訳ないっうわぁ!」
半透明な板が目の前に現れた。
「ステータスあるんだ。…どれどれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【種族】
吸血鬼(始祖)
【名前】
なし
【ユニークスキル】
覇者の威圧
【種族スキル】
魅了
超再生
血液魔法
霧化
【スキル】
覚醒
無詠唱
痛覚無効
双剣術
体術
言語翻訳
【称号】
・最初の魔王
・魔導を極めし者
・転生者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「吸血鬼?……人間ですら無かった」
軽くショックを受けつつステータスを見ていると
「名前がなし?ちゃんと…あれ?」
名前が思い出せない、それどころか、事故の影響なのか異世界転生が原因なのかは不明だが色々な記憶も失っている。
「自分の性別すら忘れてる…」
でも、湖で自分の姿を確認した時に女になってると言葉が出たんだし、もしかしたら男だったのかもしれない。今は確かめる術はないが…
「まぁ、名前は後で考えよう!」
今はスキルを調べなくては、
・覇者の威圧・・・使用者よりも格下の相手に原始的な恐怖を与える
・霧化・・・霧状になる事が出来る(霧状になっている間は物理攻撃無効)
・覚醒・・・使用するとあらゆる力が倍増する。ただし、効果が切れると反動が来る(反動は使用者によって様々)
気になったのはこれ位かな、覚醒は反動が怖いけど、結構チートじゃないか?
後は称号かな
・最初の魔王・・・世界で初めに魔王の証を取り込んだ者に贈られる称号(スキル 覚醒を覚える)
・魔導を極めし者・・・全ての属性を操る者に贈られる称号
・転生者・・・1度死んでしまったが記憶を保持したまま生まれ変わった者に贈られる称号(スキル 言語翻訳を覚える)
「ま、魔王?」
これは人に見られてはいけない気がする。見られた瞬間殺されるとかないよね?
とりあえず今は魔法やスキルの確認をしてから森を脱出しよう。
次回は森を脱出します!
 




