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第1話 初めての

1話目です(´∇`)

暗い。

真っ暗で何も見えないし聞こえない。

ここはどこなのだろう。腕も足も動かない、出来る事は体を揺らすくらいだ。


暇なのでずっと体を揺らしていると周りに亀裂が入り光が溢れてくる。

このまま外に出られるかもしれない!

そう思い体を揺らし続けた。

少し時間がたち亀裂が大きくなってきたその時、

ビキッ…ビキキッ……パリーン!!!

大きな音がして、視界が光に包まれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


目が覚めると洞窟に居た。

何を言っているのか分からないと思うが、自分も分からない。

とりあえず周りを見渡すと小さな湖の様なものがあった。

近づいてのぞき込んで見ると

そこには、髪は白銀で美しく、瞳はルビーの様に紅く綺麗な女性が居た。

後ろを見ると誰もいない、もう一度湖を見て頬を抓ってみる。すると、その女性も頬を抓っている、つまりこれは


「女になってる?」


まぁ待て、まだ慌てる時間じゃない、起きたら女になってるなんてよくある事だ。


「って、ある訳ないだろ!!!」


慌てすぎてセルフノリツッコミをしてしまった。


「とりあえず深呼吸をしよう。」


スゥー…ハァー…スゥー…ハァー

よしっ、少し落ち着いて来た。


「まずは、この洞窟を出よう。」


そうと決まれば出発だ。


道は目の前の道しか無いし、まっすぐ進んで行こう。


道の先に光が見えているしそこまで深い洞窟では無いようだ。


5分位歩いていると洞窟から抜け出せた。


「っ!」

薄暗い洞窟に居たから日光が眩しい…


少し時間がたち目が慣れてくる。

目を開けるとそこには2mはある灰色の狼がいた。


「……は?」


狼は声に気づいたのか振り向いてくる。

そして、目が合うと


「ガルルっ!!」


と叫びながら噛み付いてきた。


「うわぁ!」


咄嗟に避けたが、思っていたより遅い。


「グルルゥ…」


狼は避けられたことが不満なのか唸っている。


自分でも避けられたことに驚いていると、今度は突進をしてきたが、やはり遅い。


「もしかして、身体能力が上がってる?」


幸い、狼の攻撃は当たりそうもないので石を拾い投げた。

「くらえっ!」


石は狼の頭に吸い込まれる様に飛んで行き…


パァーン!


狼の頭を破裂させて後ろの木に刺さった。


「……え?」


こうして初めての戦闘は無事(?)終わったのだった。




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