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魔族やん

今日も仕事、明日も仕事

では息抜きに小説投稿

さて現実を直視します。

改めて紹介しよう。

ガキ大将のうふふ君とその取り巻きのむふふ君、ぶふふ君が現れた!


違うんだ。違うんだよ。

何度かこいつらに絡まれているけど一度も名乗らないんだよ。


「おら、そこの叔母畜、遊んでやるからお前ゴブリン役やれよ、俺ら冒険者で狩ってやるからよ」

「少しは楽しませてくださいね。叔母畜でもゴブリンぐらい出来るでしょ。」

「オデ アシ タベタイ チョーダイ」


最後のお前どうしたよ。

っていうかなんで叔母畜知ってんだ。さっき考えたのに。

面倒なのでここはあれだ。あれで逃げ切るしかない。


「あー・・・うー・・・」


うん 我ながら最低だ。 ごめん母さん。


「お前普通に喋れるだろ」


ばれてる!? いやそんなはずは無い!


「あー あー うー」

「だから喋れるでしょ。君、この前何度も小さい声で『あのババア殺す』って連呼してましたよね。 正直引きました」

「えっ? 声にだしてた?あっ」


「・・・」


「あー、うー」

「無理があるだろうが!」

「あーうーしか言えねーって言ってんだろうが!!!」

「まさかの逆切れ!?」

「フゴッ フゴッ コノコドモオイシカッタ ホカモ キット オイシイ」


???「う~ん いいね、若いね、美味しそうだね~ 君の言ってた通りだよチェイス」


ぶふふ君、もう多分どうなってるか想像つく段階だけど隠せよ。


???「あっ 気づいた。そこなお肉…子供達~ちょっといいかな?」


絡まれ始めたところいきなり欲望垂れ流しの角が生えた、銀髪の赤い瞳の男が話しかけてきた。


濃いなオイ。


ちなみに一般的な人の髪の毛は黒、茶色、金髪。

昔、何かで読んだ本だと魔族が全員銀髪か緑髪、そして赤い瞳なんだってさ。

本のタイトルは確か・・・ 『オーノー魔族のすべてやん?』だっけか。

魔族は人間食べるのが好きとも書いてあったし、人間にも擬態できるらしいんだって。

キャー スゴーイ

ハハ うん、人じゃないね。

取り巻きの人間の方の子供が質問をする。


「おじさん誰ですか?」


魔族ですね。見て分かりますよね?


「なーに、怪しいものじゃないんだけどね。ここの村の大体の人数と皆が寝静まる時間を教えてくれたらお菓子をいっぱいあげるよ~♪」

「わーい!!教える教える!」

「しょうがないですね。僕らは高いですよ?」

「それじゃ早速お願いね~♪フゴフゴ♪」

「バカナニンゲンドモメ、フゴフゴ♪」


いやいやいや

怪しいでしょ。

駄目でしょ。

笑い方あかんでしょ。魔族でしょ。

ちなみに昔読んだ本に書いてあった魔族の好きな食べ物ベスト3では


1.人間

2.やっぱ人間

3.どうあがいても人間


って書いてあるぐらい人間が大好きらしい。

食べるつもりですね。分かります。


ガキ大将組に忠告しようたしたら


「んだよ。こっち見てんじゃねーよ!」

「そうそう君にあげるお菓子は無いから」

「ギャクサツ、タベル、ニンゲン、オイシイ」


最後、お前もう少し隠せよ。

いやいやいや

あきらかに人じゃない何かがいるのに気づいてるのが僕だけですか、そうですか。

常識的な判断はどこへ?

とりあえず不安ではあるが一応村長である叔母に報告しにその場を走って逃げる。

いくら腐ってても村長だしね、何とかしてくれる・・・うん・・・

子供達はまぁ・・・生贄バンザイ。

去り際に聞こえてきたのが魔族達の楽しい会話。


「ねぇチェイス~?今回の村は当たりかな?」

「アタリ アタリ オイシソウ フゴフヒフゴ♪」

「そっかぁー!楽しみだなぁ~♪ 生のニンゲンは久しぶりフゴ♪」


だからもうちょっと隠せよお前らー!!!!


魔族登場、次は叔母の活躍予定

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