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獣人メイちゃん、ストーカーを目指します!  作者: 小林晴幸
7さい:アカペラ第1初級学校の夏
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5-13.合宿の結末3 ~土壇場の新しい力~




「ダニー! お前、飛んで逃げろよ!」

「無理っ 飛んで逃げられるほど、予備動作許してくれないもん。邪魔いんだよ、あのカニ……!」


 アドルフ君の、子分の1人。

 ダニー君は……アレです、前にオリエンテーリングの時、私達から地図を強奪してった鳥獣人の子。

 だけど空を飛んだらすいすいでも、飛ぶ前には羽ばたいて助走してってしないと駄目らしい。こんな四方八方をカニ(×6)に囲まれてる状況で、そりゃ無理だ。

 結局、飛行手段を有しているのに許してもらえず。

 自分の子分だからとガキ大将おなじみの親分気質で、アドルフ君が一所懸命にラッツ君共々庇っています。

 漢だね、アドルフ君……!

 

 一方、こちら。

 ミーヤちゃん:華麗なステップ。

 しかしてお友達を庇ってはくれない。メイだけ庇ってくれる。

 一応身内だからか、クレアちゃんのことは辛うじてフォローしてるけど……

 うん、他の子にも注意を払おうね!?

 ペーちゃん:俊敏な動き。

 庇うよりもむしろ率先して反撃を狙っている模様。でもメイだけ庇ってくれる。

 お友達甲斐がないよ、2人とも……! 

 もう少し、もう少しでいいからアドルフ君を見習って他の子も守ってあげて!?

 一応、ペーちゃんも時々チラ見でみんなのことを見てるから、気にかけてない訳じゃないっぽいんだけど……

 ミーヤちゃん……私には、わかるよ。

 本気で他の子のこと見てないよね、ミーヤちゃぁん!?


 メイ達と一緒に巻き込まれた、お友達のみんな。

 運動神経の鈍いドミ君は、カルタ君が背負って頑張っています。

 14歳と年長で体が出来ている分、カルタ君は率先して他の子を庇おうと必死。メイの幼馴染2人もそれを見習えば良いのに……。

 ドミ君と同じ魔人のルイ君は、剣術を習っているお陰か結構良い動きで逃げ回っています。ドッジボールとかやったら強そう。

 そして、ウィリー……。

 奴は、さり気無く逃げました。

 いや、逃げるというか……隠れるの上手いね、ウィリー。

 どうやらカニが来た時、驚いて登っちゃったみたいです。


 ヤシの木を。


 ……あんな登り難そうな木を、とっさにするすると。

 皆が気付いた時には、樹上にいたよ。

 器用だね、ウィリー。

 だけどある意味、地上よりも辛そう。

 だってカニに木をへし折られたら、一溜りもないし。

 それどころか、カニがずっしんずっしん地上を揺らして暴れてるから、さ……揺れるんだよ。ヤシの木が。

 結局、樹上に安全などなかったらしい。

 それでも降りるに降りれず、いつ木が折られるかと恐れているのか……ウィリーは死人並に青白い顔で木にへばりついています。

 ……まあ、現状で私達がウィリーにしてあげられることは、ないかな。

 うん。木が折れないことを地上から私達も祈るよ、ウィリー。

 樹上にいる相手をいつまでも気にしていられないので、放置するしかない。


 そんな状況で、残りの2人。

 か弱い女の子達は……あ、うん。

 意外と大丈夫そう。


 ついつい普段、内気な性格だから忘れちゃいがちだけど。

 そういえばマナちゃんは獣人でした。

 肉食猫科大型獣の。

 豹ですよ、豹。とっても可愛い子女豹ちゃんです。

 つまり何が言いたいかというと、単純に機動力の話。

 マナちゃんはこの場の誰より、素早い。

 獣人特有の腕力もあるので、魔人で体力のないソラちゃんはマナちゃんがおんぶしています。

 なんか前々から思ってたけど、役割分担がきっちり出来てるよね、この班。


 体力皆無魔人コンビのドミ君・ソラちゃん回収に、カルタ君とマナちゃん。

 そして自力で何とかするウィリーとルイ君。

 ウィリーはもうちょっと落ち着いて、後先考えて行動しよう!

 後はクレアちゃんだけど……ミーヤちゃんが絶妙にフォローしている内に、ちゃっかりとカニの囲みを1番抜けられる確率の高い場所を取っています。

 ポジショニング上手だね、ちゃっかりさん!


 そして遊撃に、メイ・ミーヤちゃん・ペーちゃん。

 仲間達を襲うカニの足……その中でもどうしてもコレは避けられないだろうという攻撃を選んで、何とか弾こうと頑張るけれど。

 やっぱり、素手だと難しい……っ。

 攻撃をいなすにも、弾くにも。

 武器があるのと素手では、干渉するダメージに差があります。

 そんな中でペーちゃんだけが反撃をしようと試みられるのは、隙を見て狼化することが出来たからかな。

 完全獣化したペーちゃんの機動力と、天然の武器:爪。

 今のところ私達の中で、これだけが唯一の攻撃手段。


「ペーちゃん、攻撃はどう? 効果ありそう?」

「メイちゃん、駄目だ……っこいつら、外殻が硬すぎて俺の爪じゃ歯が立たねぇ!! 生半可な攻撃じゃ傷もつかねぇよ!」

「そんな、じゃあどうしよう!」

「外殻を硬いとなったら……中に威力を響かせられる殴打系の攻撃かっ?」

「けど私達の中に打撃の得意な子なんていないよね!?」

「どう考えてもほとんどスピード特化!」

「辛うじてペーちゃんが2番目位に力あるんじゃ……」

「1番目は誰だ!?」

「アドルフ君」

「そういや熊介がいたな、おい……っ」


 ミーヤちゃんなんかは地道に拾った石を投げてカニの目潰しを狙っているけれど……激しい攻撃を避けるので精一杯のところがあります。

 目潰しが出来たら、状況も変わるんだろうけれど……。


「ミーヤちゃん、全然当たらないね……」

「……いっそカニによじ登ろうか」

「危険だよ!?」

「ううん、あのカニだよ? むしろ至近の攻撃手段が謎な分、密着した方が利はあるかも……」

「それで至近距離への攻撃手段持ってたら元も子もないよね!? 魔法を使う魔物も沢山いるんだよ!」

「……仕方ない。地道に頑張ってれば誰か大人が駆けつけてくれるかな?」

「………………メイも、できればそれに期待したいよぅ」

 

 互いにフォローし合い、カバーし合い。

 それでも何とかひょいひょいとカニの動きを避けている、みんな。

 跳び跳ねるような動き。

 うん、毎日長縄の練習していて良かった……!!

 はっきりとそれだけのお陰とは言い難いと思うけれど、皆の避ける動きに、長縄で培った反射神経と敏捷力の面影を見ました。

 一体何が功するのか……後々になってみないとわからないものなんだね。



 私達の、今日最大の凶運。

 それはカニさんが6匹も現れて襲いかかってきたこと。

 軍人さん、もうちょっとちゃんと仕事しようよ……。

 私達の、今日最大の強運。

 それはカニさんが6匹もいたこと。

 先にも言いましたが、このカニさんはとっても巨大です。

 そんなのが6匹も密集して、私達を襲おうと円陣組んで取り囲んでいる訳ですが……うん、カニさん本当にとっても大きいね?

 つまり何が言いたいかというと。


 そんな巨体で密集したら、動きづらいよね?ってこと。


 がっちがちに取り囲まれてはいる訳ですが、カニそれぞれがやたら大きいので、お互いにお互いの動きを阻害し合っている状態に陥っています。

 何故素直に6匹全部でメイちゃん達を取り囲むかな?

 全長15mのカニさんが6匹も集まって、メイ達みたいなちっちゃい子を取り囲んで……うん、カニ同士、動く度に肩(?)やら足やらなんやらがぶつかり合って滅茶苦茶動き辛そうです。

 それが私達にとって、最大の利。

 確かにカニの動きは素早いんだけど……体が大きい分、その動きを予測することはそれほど難しくありません。

 それに互いが邪魔をしあっている状況だから、尚更に攻撃は単調なモノばかり。

 倒せと言われたら無理ですと叫ばないといけないんだけど……

 逃げ回り続けるだけなら、何とかなるかも……?

 

 ただしそれが、メイちゃん達だけならの話。

 

 体力がない、訓練をしている訳でもない。

 そんなお友達の皆には明言するまでもなく酷な状況です。

 いつ足がふらついて、カニの餌食になってもおかしくない。

 だから余裕のあるメイ達が庇ってあげないと、って私なら思うんだけど……ミーヤちゃんとペーちゃんは違うの?

 幼馴染みに、疑惑の眼差しビーム!


 だけどね、幼馴染の2人は頼りにならないけど。

 私と同じことを考えてくれている子は、他にいたみたい。



 ずざざ、と。

 砂の上を駆けていたら、いつかそんな時が来ると思っていたけど。

 とうとう砂に足を取られ、滑ってしまった子が出ました。

 上半身が泳ぎ、姿勢が崩れる。

 大きく隙を見せてしまったのは、鼠獣人のラッツ君。

 ちょこまかとすばしっこく駆け回っていたけど……そのはしっこさが、とうとう災いしました。

 そして野生の大自然で強く逞しく他者を蹂躙して生きる魔物が、そんな一匹だけ大きく目立って隙を見せた獲物を見逃すとは……

 そんな好都合なことも、なく。


「ラッツ……っ」


 血相を変えて、アドルフ君が叫ぶ。

 場所が、悪かった。

 ダニー君とラッツ君のことはアドルフ君が庇っていたし、アドルフ君も親分として思うところがあるみたいだったから。

 だから2人のことを、アドルフ君に任せきりにした。

 みんなで協力しないと、って思ってたはずなのに。

 位置が遠い。

 ほとんど無意識に、あの2人に関してはアドルフ君が何とかするって、丸投げにしてたんだと思う。

 メイ達が駆けつけようとしても、間に合わないかもしれない。

 そう、その瞬間には。


 子分……ううん、仲間を守ろうと思ったのかな。

 それとも、それこそ無意識だったのかもしれない。


 殺されようとしたラッツ君のことを、咄嗟にアドルフ君が庇いに出ていた。

 自分を盾に、ラッツ君のことを守ろうと。

 でもあれじゃ焼け石に水だ……

 あのタイミング、あの位置、そして敵の攻撃威力。

 あれじゃあ……アドルフ君もラッツ君も、2人諸共……っ

 それでも、出ずにはいられない状況で。


 あ、はは……これじゃみんな、道徳のテストは0点だね。

 だってメイも、私も。

 きっとアドルフ君と同じことをしたよ。

 私達は誰も、アドルフ君の行動を責められない。

 見捨てて逃げるなんて、出来ない。

 だって間に合わないって知っていたのに、メイだって走り出していた。

 あんなに他の子には関心なさそうだったミーヤちゃんも、ペーちゃんだって。

 顔をざっと青褪めさせて、余裕のない様子で。

 実際に何かモノを考える余地もなく、それこそ足が勝手に動いて、体を前へ前へと出していた。


 みんなが大きな口を開けて、その瞬間を見ているしかなかった。

 走っても、走っても。

 その瞬間には間に合わない。

 叫び出しそうな、みんなの顔。

 実際に叫んでたのかな?

 でも私は、何の音も聞こえなかった。

 耳に、入らなかった。

 聞こえたとしても、音の意味を認識する余裕もない。

 見ているしか出来ないのかと、握り締めた手の中で皮膚の裂ける感触がした。

 痛みには、この時は全然気付けなかったけれど。


 そうして、世界は残酷なほどに速く動いて。

 私達が追い付けないでいる、目の前で。


 カニの足が、一固まりになったアドルフ君とラッツ君に直撃した。

 身がたっぷり詰まってるんだろうな、と。

 そう思わせるような重々しい音を伴って。


 ――死んだ!

 これ絶対に死んだ! 死んだって!

 お、お子ちゃまの前でなんたるショッキング映像……!!


 動転して、体が震える。

 誰かの悲鳴が聞こえた。

 衝撃で舞い上がる砂の粉塵。

 とうとう犠牲者が出てしまいました。

 砂埃が静まった時、そこには子熊と子鼠が一纏めに貫かれた姿が……

 あるもの、と。

 そう思った予想は良い意味で裏切られました。



 舞上がった砂が収まった時。

 そこには未だ五体満足で仁王立ちのアドルフ君が!

 そしてその背中には、勿論無傷のラッツ君が庇われていた。


 ただ、なんというか……

 アドルフ君が見慣れない姿になっていました。

 なんか毛深い。

 すごく、毛深い……。


 全体的に見ると、あまり変わってないような気もしたけれど。

 アドルフ君の上半身が黒いっていうか。

 胸の上部から肩、腕にかけて。

 横一直線に、もっさりと黒い毛がふあっふあに生えて……

 いえ、うん、なんだ。

 率直に言いましょう。


 アドルフ君の肩から手にかけてが、森の熊さん的に変化していました。

 これ、部分獣化だよね?


「あ、アドルフ君、その姿……っ?」

「……まさかこんな時に、今までどんだけ頑張っても出来なかった部分獣化に成功するとか! 今までの努力はなんだよ一体!?」

「あ、うん……練習してたんだね」

「そんで今まで出来なかったのが、この今際の際で成功した、と」

「無意識に成功したんなら、そりゃ今までの努力がってなるよなー」

「完全獣化がとっくの昔に出来る奴等は黙ってろよぅ! 俺が虚しいだろ!?」


 やりきれないといった様子で、アドルフ君が自棄気味に叫んでます。

 感情のはけ口を求めているかの……というか、求めてるんだろうなぁ。


「嘆くな、熊介。こういうのって別に珍しくねぇって親父が言ってた!」

「だから黙れよ馬鹿犬!」

「お、お前にまで馬鹿犬呼ばわりされる覚えはねぇぞ……!? そーじゃなくって、生命の危機に瀕した時にゃ生存本能が強く働いて、出来ねぇ筈のことが出来るようになるのは珍しくねぇってよ!」

「――人、それを『火事場の馬鹿力』と呼ぶ。馬鹿同士、お似合いだね。でもこう偶発的な成功が後々まで持続すれば良いね……?」


 にっこりと薄く微笑む、ミーヤちゃん。

 ミーヤちゃん曰く、本能的な働きで咄嗟に出来たことが、改めて冷静になったらまた出来なくなってたというのも珍しくない話だとか。

 継続的効果が望めるかは、運次第。

 でも本人目の前にそんな丁寧に言わなくても!

 あ、ああほら! アドルフ君が不安そうな顔してるよー!?


 ただ腕が熊さんに変化したお陰で、単純に腕力が上昇したみたい。

 他の部位は人間っぽい感じだから、物凄く異様な外見だけど……

 熊の腕が持つ腕力は、伊達じゃない。

 それも獣人なら、従来の獣よりもずっと。


 体勢を崩したラッツ君と、それを庇ったアドルフ君。

 2人に放たれたカニの足。

 子供では無抵抗に殺されるしかなかったはずの攻撃。

 それをあの土壇場で受け止めたのは、仁王立ち姿勢から交差して付きだされた2本の熊前足。

 アドルフ君があの状況で、勢いの良かったカニ足を受け止めていて。

 ぎりぎりと今にもアドルフ君を貫こうとするカニ足を、子熊アドルフ君は……どっせいと、弾き返した。

 ただ腕の持つ力に未だ人のままな下半身が支えきれなかったのか。

 単純に人の体重、人の力じゃ腕力に釣り合わなかったのかな。

 カニ足を弾いた反動で、アドルフ君まで後ろに転がりかけ……たところを、更に他のカニ足が狙って来ていました。

 反動で尻餅をつきそうになったアドルフ君を、ラッツ君が慌てて支えて。

 また逃げ遅れそうな、2人。

 

 でも今度は大丈夫!

 さっきの攻撃に何とか間に合えと、メイは走ってる途中だったから!

 だから、今度は間に合うよ。

 

 私に並走するような形で。

 左右横に、幼馴染2人の姿が見えました。

 横眼で確認して、頷きを交わし……


「てぇいっ」

 

 アドルフ君達を貫こうとしたカニ足に、ミーヤちゃんが全身を使って体当たり!

 外見は華奢だし、全然力があるようには見えないけどね?

 でも、ミーヤちゃんだって獣人だから。

 見た目以上に、力があるんだよ?


 その全力での、体当たり。

 これが多数の敵に囲まれている状況だってことを思えば、体当たりなんて後で取り返しのつきにくい攻撃は命取りに思えるけど。

 今回のミーヤちゃんは足止めだから、次の動作に移る余裕を残している。何より身軽な猫さん特有の身のこなしは、行動の切り替えを容易に可能にしちゃうから。

 その間に、メイとペーちゃんの出番だよね!


 体の一部が熊化して、見るからにどう考えても重そうな、アドルフ君。

 それから鼠獣人で小柄なラッツ君。

 考えるまでもなく、分担は決まっていました。

 

 ミーヤちゃんの捨て身に近い体当たりで、軌道の逸れたカニ足が近くの地面に突き刺さる。

 そちらには脇目も振らず、私はラッツ君の腕を掴んで身を翻した。

 アドルフ君の方は背中側の熊皮をぐいっと咥えて、ペーちゃんが身を引く。

 反動をつけて放り投げられたアドルフ君は次の瞬間、まるで魔法みたいにペーちゃんの背中に納まってた。

 それじゃあ、逃げろー!

 それ逃げろ、やれ逃げろ、とっとと逃げよ!


 私達はカニの隙をついて何とか逃げられないものかと、全力での逃亡を試みた……ん、だけど?





ピンチの時のお約束

 →それまで出来なかった技術の習得、パワーアップ。

 ただし、該当者が脇役(アドルフ)君。


 次回、とうとう彼らの元に救世主が……!?

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