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自殺屋  作者: 桶十芭
29/29

Last Case-4+自殺屋

「ただいま」

「おかえり。遅かったわね。どこに行っていたの?」

「……わからない」

「え?」

「でも、なんだか凄く胸のつかえが取れた気分なんだ。……母さん。俺、ちゃんと生きるから。母さんと親父に辛い思いはさせないから」

   

   

   

   

   

どうか生きて下さい。

私のような後悔をして頂きたくありません。苦しみに負けそうになったなら立ち止まってください。少しだけ休んでください。

休むことは罪にはなりません。

それを咎めることは誰にも出来ません。

ですが、そこで終わらせないでください。必ずまた立ち上がって前を向いてください。

人間は誰でも皆弱いものです。それでも、生きることは出来る筈なのです。生まれてきたということは、生きる権利を持っているのです。

どんなに苦しくとも、それを越えた先には必ず何かがあります。

生きることを辞めないでください。決して諦めないでください。

もしも貴方が地に伏してしまったならば、一人で立ち上がれなくなったなら、私が立ち上がるお手伝いを致しましょう。

生きることが辛くなったのなら、自殺をなさる前に少しだけこの店を思い出してみてください。

   

私は貴方の力になりましょう。

   

   

   

ああ、いらっしゃいませ。

此処は自殺屋です。

私ですか?

私は、自殺屋の店主です。

   

自殺をするのですか?

   

   

Last Case+end

今までご愛読ありがとうございました。

これからも小説を書いていきたいと思いますので、こんな作者ですがよろしくお願い致します。

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