表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

捏造の王国

捏造の王国 その86 ニホンの世襲が酷すぎる、GWで遊び半分外遊三昧、バラマキ外交で、信念、気品、伝統、何にもなし、そもそも半世紀の歴史すらないですねー

作者: 天城冴

数年ぶりに遠距離移動がほぼ解禁。大型連休に東西南北移動するニホン国民、そして与党ジコウ党議員もが外遊と称する外国旅行に、キジダダ総理も実質アフリカ諸国への税金バラマキ旅行。国民だけでなく地獄からの痛ーい批判が…

 何年かぶりに新型肺炎ウイルスの規制その他が、解除され、大型連休だーなんだのと浮かれつつも、初夏を思わせる高温晴れの日々の次には、寒さが戻り、オマケに一部では地震被害に豪雨という、滅茶苦茶な気象のニホン国。気象とともに、与党ジコウ党政権もかーなーり、言動がぶっ飛んでいた。

「あ、アフリカ歴訪の成果を発表したというのに、なんでSNSで批判されるんだー」

と、ブツブツ文句をいうのは、ニホン国、与党ジコウ党のトップであり、ニホン国の総理大臣でもあるキジダダ氏。それというのも

「あちこちで、援助や支援金の約束をしたからって、それはやがてニホン国のためになるはず、なんだー」

と、いわゆるバラマキ外交を正当化するキジダダ総理。

しかーし

ニホン国内では各種値上げに、息も絶え絶えの庶民が続出。せっかく、規制解除されたんだけどねー、そんなに高い所行けないからーと割引のある場所か、近場で遊びまわるのが主流になりつつある。高級レストランやら高いホテルいわゆるラグジュアリーなところは外国人観光客があふれ、円安ほかでニホンは安ーい、しかもサービスも品もいいというおまけ付きで大人気。人権も労基法もギリギリどころか実質無視の労働者への過重な作業、仕事量のたまもので、ニホン国民はウン十年も実質低賃金、ファミリーレストランや100円均一ショップが大盛況という、ここはホントに先進国という現状である。

 しかも、バラまいたところで、

“ドーン”

「わああ。いきなり太鼓がなったああ。息子が現地の土産物屋で買ったというか、買わされた奴か。ど、どうも安いと思ったら、な、なんだあ、や、やはり呪いの太鼓か何かあ

“あのう、金やるだけで言うことを聞く時代は終わってるって、アフリカ諸国の故独裁者さんたちも言ってるらしいですけどお、ド、ドドーン”

と、さらに落ち込ませるようなことをいうのは、毎度おなじみ、地獄の書記官。今回はアフリカ土産の太鼓からのご登場のようだ。故アベノ総理のころより、苦言を呈しつつも、一向に耳を貸さず、すでにニホン国も下がる一方、死者も増大する一方ではあるが、真面目に誠実?にニホン国トップに忠告して、地獄行きを少しでもなくす、あるいは罪を軽くするという職務をはたそうとはしている。半分諦めと呆れが入っている。

“もう少し考えたらどうですかあ。今や、お金をあげたところで、おとなしく言うことをきいてくれるわけではないんですよお。ニホン国が事実上のアメリカの属国であることは周知の事実ですからあ、格下の子分が金を配って言うことをきかせようとしてるだけえ、どうせ、何もしなくても金返せとか言えないし、言わないし、実行力無いし、影響力もそれほどないしい。それよりアジアの大国のあの国とかのほうが経済他いろいろ援助してるし、協力したほうがいいよねえって感じですから。金以外での影響力の行使とか考えないとお”

「そ、それは、その通りだが。だけど、具体的に何をしろといううんだー」

と、思わず叫んでしまうキジダダ総理。

“そうですよねえ、皆さん英語もロクにしゃべれないし。まあ、日常会話程度なら何とかなるんでしょうけど、込み入った、専門用語を交えた議論となるとからきしですねえ。まあ、G7での声明をまるっきり誤訳しちゃって通そうとしただけありますねえ。誰もフクイチの汚染水の海洋放出を歓迎なんて言ってない、しゃーないから容認するけどって意味なのにねえ、国民ダマそうとしたって、英語できる人もいますからねえ、当たり前のこともわからないなんて、ホントにどうしようもないですねえ”

「いや、英語が喋れる議員だっている、だからGWを機に外遊をたくさん…」

“あのう、格好がもう、リゾート仕様なんですけど、しかも、マフィ〇のボスというか、それっぽいようなお姿ですねえ、アトウダさんなんか、まさにそのもの。それにほっとんど世襲の方々ばっかりですけどお、いやあちらさんでは、すでに世襲ですらないよねえって”

「せ、世襲ですらない?」

“あ、だって、フツウ世襲っていえばあ、何らかの伝統とか家で受け継がれる何かがあるはずなんですけどお、皆さんほとんどお持ちでないですよねえ。お家芸的な何か。教養もないし、受け継がれるナントカもないし、高貴なる義務とかもわかってないようですしい”

「せ、政治家としての」

と、キジダダ総理は必死に考えたが

(そ、そういえば信条とか、家訓とか…あっただろうか)

“まあ、そりゃそうですよねえ。現世の国外の方々でえ、ニホンの文化などに詳しい上流の方々が何か質問してもほっとんど答えられないそうですからねえ。伝統文化がカラオケとか答えて、絶句されたが、大恥かいたことも理解できなかった方もいたらしくて。その話がアチラのあの世から、ニホンの地獄に伝わって、朱子学者とか儒学者など各方面のニホンの知識人というか学問関係者が憤慨しているそうですよ。地獄に落とされるようなことしてまでニホンの学問の発展を願ったのに、方向が間違ってたとはいえ、後人がこれほどひどいとはーと”

「そ、そういわれても、そんな教育とか躾とか受けてないし…」

“それが問題なんですよ、まあ、仕方がないですよねえ。だいたい、そんな歴史も伝統もないんですから、ニホンの政治家世襲議員の方々は。ただ、選挙制度の欠陥と、ニホンのマスコミだの財界だの後押しで続いてるだけですから。誇りも矜持も伝統もない、家紋すらちゃんと受け継がれてない、当然人々、国民に対しての気概もなし。いわば似非世襲。はっきりいって祖父や曽祖父が議員だったというのにすぎないってのが多いですからねえ、しかも、その信念すら受け継いでませんよねえ。オオブチさんとかコウノンさんとか、お父さんは立派だったのに、娘さんは息子さんは~とかいう人多いですよねえ”

「そ、それは…」

あまりにも、ずばり直球過ぎるご指摘に、返す言葉もないキジダダ総理。確かに故アベノ総理をはじめ、立派な信念や一言をもっていたお父さんに比べて、何あの〇カは、ホントに親の血を引いてるのとまでいわれる議員のなんと多いことか、そしてさらにそれが増加し、代を重ねるごとにア×になっていくとまで噂されている。

“それなのに、世襲は価値があるんだ、批判はおかしい、伝統がーなんていう、ニシダダさんとかあ、自分の発言がわかってないんですねえ。100年も続いたわけでなく、戦後ぐらいから始まったアンティークどころかヴィンテージですらないようなお家なんですけどねえ。伝統とか家訓とかろくにない、真っ当な世襲ですらないのに。まあ、ジコウ党の方々はニホンゴも正しく使えないらしいですから。標準ニホンゴって明治期にできたものですから、仕方がないとしても、論語とか漢詩とか、それどころか詩吟も長唄すらしらない人々がニホンの伝統って…”

「あああ、ううう、(わ、長唄も私もしらない。和太鼓なんか触ったこともないし、中学の必須教養になっているはずの篠笛すら吹けないし。そ、そういえば、アメリカ訪問時に、非公式とはいえ茶とか華の話を向けられて、妻も口ごもったとか。故アベノ夫人、アキエコさんは茶といわれてハーブティーの話を始めて失笑を買ったという噂も。で、でも…)」

ニホン伝統を担うからといいつつ、真のニホンの伝統をほっとんど知らず、伝統芸能にも疎い世襲議員の数々。自分もその一人であるという実感をじわじわと感じつつ、自分らは世界的に見て世襲とすらいえないのだーという痛い真実でさらにトドメを刺されるキジダダ総理であった。


どこぞの国では実質賃金が下落し続け、値上げが続きというのに、効果が微妙なバラマキ外交に防衛費増大にで増税だーと叫ぶ政府があるそうですが、税金と年貢とまちがえているんでしょうかねえ。世襲肯定とか、貴族とか殿様にでもなったつもりなんですかねえ。選挙で選ばれたのにすぎないのに何を勘違いしてるんですかねえ、その人たち。そんなのが議員の大半なんて、その国は大丈夫なんですかねえ、あと何年もつことやら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ