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ツンデレ彼女の英語を禁止してみた

作者: みなもとあるた

ねえ君さ、今日のお昼ご飯も学食で食べるの?


別に、君の食生活なんか全然興味ないけど、いつも同じものばっかり食べてるなーって前から思ってて…


昨日もおとといも、南蛮風香辛料入り汁かけごはんだったでしょ?


それで…そのー…深い意味はないんだけどさ、私今日お昼ご飯を作りすぎちゃって、一緒に食べてくれる人を探しててさ…


君も好きかな?発酵させた小麦粉の生地を焼いて燻製肉とか野菜を挟んだ料理で、西洋の伯爵の名前がついてるやつ


べ、別に、君が私の料理を食べたくないんだったら、近くの便利商店で即席麵でも買ってくればいいけどさ…?


でも、たまには野菜も食べないと栄養のつり合いが取れないよ?


そう思って、今日のご飯にも入れてあるよ、なす科の赤い果実を輪切りにしたもの


一緒に挟んである薄切り発酵乳ともよく合うし、見た目も鮮やかで良いからね


ど、どう?おいしい?


ま、まあ?もちろんおいしいに決まってるわよね!だってこの私が作ったんだし?


ほら、飲み物もちゃんと飲んで?これ、母が最近薬草茶にはまってるから、君にも分けてあげる


ってあれ?私の湯のみ茶碗がない?もしかして、今渡したのって…?やっぱり!私の湯のみ茶碗!


ということは、こ、これって、か、間接接吻…


ちょ、ちょっと!私と間接接吻したのになんでそんな平気そうな顔してるのよ!


も、もう…君って本当に鈍感なんだから…私だけどきどきして馬鹿みたいじゃない…


でもまあ、君がちゃんと全部食べてくれてよかった


明日は洋風肉団子を入れたお弁当を作ってきてあげるから、期待して待ってなさいよね!

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