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サード ガーデン  作者: さんまぐ
おまけガーデン④~新たなる問題。
241/492

第241話 私の想像通りなら物凄くエゲツない事をするよ…。

離れた場所から回復の力をテツイさんに向けて放つパルマさん。

テツイさんは「紫水晶の盾」を構えるが何もしていない。


「…テツイの奴、何をする気だ…」

「私の想像通りなら物凄くエゲツない事をするよ…」

と、言うかそれ以外の事が想像できない。


「千歳?先にこの先を見てないの?」

「うん。いちいち追体験するのも疲れるからやらないよ。

想像通りの前提で言えるのは対ツネノリ戦を意識しているって話。

多分テツイさんがコレをやれるならツネノリの72本出しを20秒までなら完全に防ぐと思う。

ツネノリとテツイさんの脳、それが先にダメになった方が負けるようなそんな戦い方だよ」


「水!【アーティファクト】

ムラサキ様【アーティファクト】

どうぞ!」

準備の整ったテツイさんを見て私の想像通りだった。


「何となく想像付いたけどやれるの?

まあいいや、死ぬなよテツイ【アーティファクト】」

王様も同じ結論に行き着いただろう。

王様は容赦なく12本の剣を出す。

剣に刃は無いが速さと強さは普段のものと何も変わらない。

4年前は剣に刃を付けない事は考えていなかったので柄の部分で攻撃をしていたが今は刃の無い剣を作っている。


「部分展開!」


そう言ったテツイさんは剣が防御壁の範囲にくる瞬間だけ紫色の光を出して防いでいく。


「何!?テツイの奴…」

「常時展開が疲れるからって剣の当たる瞬間にその部分だけ?」


「先に水の力を張っているから晴れの日しか使えないけど効果的だよ…

多分目で追えない速さもアレなら問題ないんだ」


「テツイ先生…」

ツネノリが目の前の映像を見て考え込んでいる。


「ツネノリ、72本出しもテツイさんならいずれ防ぐよ」

「だが千歳、テツイのアレは「紫水晶の盾」があるからで…」


「お父さん、テツイさんが怖いのはアーティファクトでやれる事ならほぼ万能な事だよ。

武器が使えるかは不明だけど、火や水、氷に雷の腕輪があれば部分展開を都度属性毎に変えるんだよ。

多分私なら火の剣は火の盾で防いでそのまま自分の方に取り込むよ。

ああ、光の剣は氷任せだと思う」



その後も映像の中ではテツイさんは12本の剣を防ぐ。

30秒が過ぎた所で速度を徐々に引き上げる王様。

本気まで行かないが脳で処理してから迎撃するのが難しくなると12本中4本くらいしか防げなくなる。

剣が当たって怪我をするけど瞬時にパルマさんが回復をしているのですぐに元に戻る。


「60、終わりだテツイ」

「はい。まだ無理でしたね」

結果は散々だが物凄い可能性があるしテツイさんは「まだ」と言った。

本人は本気の一撃も防ぐつもりだ。


「だが悪くない戦い方だ」

「ありがとうございます。

パルマさん、助かりましたよ。ありがとう」


「いえ、私がお役に立てて嬉しいです!」

その後、他のアーティファクトを試そうとして「何言ってんの?1日でそんなに触らせないよ。また来なよ」と言われているテツイさんを見てから映像を終わらせる。


「これは、うかうかしてられないなツネノリ」

「今度はお前が追われる立場だぞ」

「1日でも長く最強でいるのだぞ」


「…頑張るよ」

「ふふ、ツネノリ様なら平気ですよ」

そしてまた食事に戻る。


「そう言えばさぁ、ツネノリのあの剣ってどこで修行したの?」

「んぐっ!?……エテだ」


「なんで慌てたの?高難度の魔物が出るのはエテ周りだと楽だけどさ…、気になるな」

「な…何がだ?」


「顔だよ顔。何隠してんの?」

「…何!?」

ツネノリが慌てて顔を気にする。


「ツネノリは昔からバレバレなんだよねー」

「ルノレ母さん?」


「それなのに気付いてないと思っているのよね」

「ノレル母さん…、嘘だよね?」


「本当だよ。母ちゃん達は昔から見てるけどバレバレだよ」

「えぇ…」


自分はクールにポーカーフェイスを決め込めていたと勘違いしたツネノリがお母さん達に言われてコロコロと表情を変えている。


「ツネノリ?追体験される?自白する?」

私は髪を赤くしながらニコニコと問い詰める。


「うぅ…」

「決めて?」


……

ツネノリの秘密はなんて事のない、レアな金毛のマツザウロスのお肉ですき焼きを食べた事だった。


まあ、確かに私は肉好きだから羨ましいが、そんな怯えられることではない。


「それくらい普通に言いなよぉ」

「いや、申し訳なくて」


「真面目だなぁ…、で、美味しかったの?」

「ああ、美味しかった。なぁ、メリシア?」


「はい。あれは一度食べるべきですよ千歳様」

メリシアさんがニコニコと教えてくれる。



「お父さん」

「東が良いって言ったらな」

私が振り向くことがわかっていたお父さんは目が合うと呆れながら言ってくれた。

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