表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

嫌だって言ってるのに〜


「・・・ルナ」

「嫌です」

「私の話を・・・」

「嫌です」

「しかし、これは」

「お断りします」


厳しい顔をして話すグーリンド王国侯爵家当主グラバドール・ガルドスと愛らしい顔を苦痛に歪めている侯爵家令嬢ルナ・ガルドスの間には緊迫した空気が流れている。

同じ押し問答を繰り返して早一刻。


本来なら娘を溺愛しているグラバドールは娘の願いを叶えてやりたいが、今回は侯爵家として断る訳にはいかない案件だ。


今にも泣きそうな愛娘の顔に内心冷や汗をかきながら、グラバドールは宣言する。


「ルナ、お前は一ヶ月後にファルタナ公爵家次期当主カイン・ファルタナ殿との婚約をする!これはもう決定事項だ!!」


「だから嫌だと言ってるじゃないですか〜〜!!」


父親の宣言を半泣き状態で拒否の言葉を叫ぶ。


これは、婚約者からの重たすぎる愛情(無自覚)から逃げたいご令嬢と既に外堀を完全に塞いで後は捕まえるだけの令息、その状況をほのぼのと見守っている人々のお話。


ここまで読んで頂いてありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ