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地球の墓標、宇宙の海  作者: 冬野夏
episode D
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100

夢を見た。

夢の中では姉が居り、こう言った。

「父が生き返ったよ」


私は夢中で家に帰り、しかし父の姿はなかった。

姉は嘘をついた。

そう気づいたとき、私は夢の中にいることに気がついた。


目覚めた後もこの夢をよく覚えていた。

姉が嘘をついた夢として。


しかし私はそこで気づいた。

夢の中では、嘘をつけるのだろうかと。


私は自分の夢の中で、父を生き返らせることができた。

夢の中なのだから。


私は夢の中にもかかわらず父を生き返らせなかった。

姉は嘘をついた。

しかし姉に嘘をつかせたのは姉ではなく私だった。


嘘つきは私だった。








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